双極性障害における幸せホルモン2〜サプリについて〜

以前執筆した記事『双極性障害における幸せホルモンへの理解』の続きです。

幸せホルモンを増やす方法を探った結果、それらは継続的な運動、規則正しい食事、リラクゼーション、社会的な活動と多岐にわたるとわかった。

それらの活動は当然とても大切だ。
しかし、双極性障害の病状が悪化し、体調が大きく崩れた時でも安定して継続できる方法が必要だ。だからこそ、食事やサプリメントで幸せホルモンを安定して分泌させることができるかどうかを調べてみることにした。

もちろんサプリメントは補助的に摂取するべきで、本来はそれぞれのホルモンが分泌されるべき活動をするべきなのは理解している。

だからといって一週間に75分の激しい運動（もしくは一週間に150分のウォーキング）をこの先死ぬまで継続できるのかといえば答えはNoだ。
双極性障害の病状が悪化し、体調が大きく崩れた時であっても安定して継続できる要素である必要を考えれば、食事やサプリメントから調べてみるのは悪い手ではないはずだ。

GPTも何度も言及している通り、サプリメントの摂取は個人差があり、副作用や薬の飲み合わせによってはリスクがある。そしてこれらは双極性障害や精神疾患の特効薬ではない。サプリメントを摂取する際には医療機関で専門家に相談することを強く推奨する。

幸せホルモンに効果がある可能性があるサプリメント

2023年の段階での研究では、いくつかの栄養素やスーパーフードが心理的な健康や気分の向上に対する効果を示しています。

それぞれの「幸せホルモン」について、可能性のある関連性を持つサプリメントや成分を以下にまとめてみます。

エンドルフィン：
このホルモンは自然な痛み止めとして働き、心地よい気分を生じさせます。
エンドルフィンのレベルを増加させる可能性がある成分としてL-フェニルアラニンがあります。これはドーパミン、ノルアドレナリン、エピネフリンの生産に寄与するアミノ酸であり、また、エストロゲンはエンドルフィンレベルを上昇させる可能性があります。さらに、セントジョーンズワートは自然の抗うつ剤として広く使用されており、エンドルフィンシステムに作用して痛みを抑制することが示されています。

セロトニン：
このホルモンは気分を安定させ、幸せと安心感を感じさせます。
5-HTP (5-ヒドロキシトリプトファン) サプリメントは、セロトニンレベルを増加させて気分を向上させる可能性があります。しかし、このサプリメントのテストに関する研究は非常に少ないため、その助けとなる具体的な用量については不明です。ビタミンDによって日光の効果を高めることもできます。

ドーパミン：
このホルモンは報酬と動機付けに関連しています。
S-アデノシルメチオニン（SAMe）は、ホルモンを調整し、ドーパミンとセロトニンの生成に関与する体内で自然に生じる化合物で、うつ病の補助治療として使用されることがあります。

オキシトシン：
このホルモンは信頼感と絆を深めます。
オキシトシンのレベルを直接上昇させるサプリメントについては、現時点では明確に特定されていません。

最後に、GABAについて言及します。GABAは神経伝達物質であり、脳内の活動を落ち着ける役割を果たします。これはストレスや不安を軽減し、リラクゼーションや安眠を促進する効果があります。したがって、GABAは間接的に「幸せホルモン」の効果を補完することができます。

しかし、GABAを摂取することが直接的にエンドルフィン、セロトニン、ドーパミン、オキシトシンのレベルを上昇させるわけではないことを理解してください。

以上が「幸せホルモン」の生成に影響を与える可能性のあるサプリメントや成分についての情報です。
以上のサプリメントは、うつ病やその他の精神的健康問題の代替治療となるものではないと理解してください。

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私はこれまでホルモン対策としてトリプトファンとGABAだけを摂取していたが、見直す余地があることをまずは喜んだ。

次回では各成分について掘り下げようと思う。