献立に彩りが大事な理由 病気に勝つ人負ける人⑤
連日のメダルラッシュ本当に凄いですよね
以前の記事で、「観客の有無で実力が左右されるタイプの選手もいるのではないか?」と書いたんですけど、日本人の場合、「練習は本番のつもりで、本番は練習のつもりで」っていう訓えみたいなものも影響してるのかもしれませんねって話をお客さんとしていたところでした
運動部を経験した事がある人でしたら、1度は言われたことがあるかもしれませんが、観客の有無ってなかなかそんなに切り替えられるモノでもないですよね?
しかし、この状況で限りなくそれに近い状況ができてしまったことを踏まえると、あながちこの仮説も当たらずも遠からずといった気がしてきます(笑)
それに加えて、ホームグラウンドっていうのも大きいはずです
前回の記事でお伝えした体内時計ですが、アスリートの方々にとっても、競技におけるパフォーマンスは体内時計に左右されます
ホームであるから今回はその調整が省けるというのはそれだけ調整も楽になり、力を発揮しやすくなるというわけです
つまり、状況を味方につけているというわけです
十分な免疫を維持する暮らしも、こうした事とよく似ています
今回は食事編ラストということで、「どんな食材を食べれば良いか」ということをお伝えしていきます
食事編の最初に、「飽食の時代」という事について少しお伝えしましたが、今回お伝えする事は、
飽食の時代を上手に活用する方法
です
食事を考える上で欠かせないのは、栄養バランスです
いわゆる必須栄養素と言われるのが、ビタミン、ミネラル、糖質、脂質、たんぱく質の5大栄養素です
その中でもとりわけ、バランスが難しいのがビタミンです
糖質は主食であるパンやご飯などで摂れますし、たんぱく質は大豆や肉、魚で摂れます
ミネラルは海藻類や調味料、牛乳などで摂れますし、脂質は油で摂れます
しかし、ビタミンはビタミンCやら、Bやら、Dやらその分類が多岐にわたり、それら全ての食材をバランスよく覚えるのは難しいですよね?
なんとなく、「野菜が足りないから」と緑のモノを増やしがちですが、緑野菜だけではビタミンをバランスよく接種する事は難しいです
そこで、役立つ考え方が
彩り
です
彩りは単に、食事を視覚的に楽しむという意味合いばかりではありません
近年、第7の栄養素とも言われるようになってきた「フィトケミカル」の視点でも非常に効果的だからです
フィトケミカルというのは、食材が持つ、色味や匂い、味などの成分の総称です
「彩り」は【飽食の時代】と言われる現代では、非常に有効です
飽食と言われるほど食材が豊富であるからこそ、その色合いのバランスも整えやすいからです
なぜ、フィトケミカルがオススメなのかというと、全ての成分の効果や効能をおぼえる必要がないからです
食材の色素にも実は、様々な効果や効能があるのですが、最初から全てを覚えるのは至難の業です
そこでおススメしているのが、「7色のバランス」です
といっても、1日に7色全てを摂る必要はありません
緑は毎日、毎食あっても良いですが、その他の色は日替わりでも問題ありません
1日あたり5色くらいを意識して、1週間で全ての色を摂るくらいの気持ちで十分です
和食=茶色
と思う方も少なくないと思うんですが、本来和食というのは、旬のものを摂り入れた彩りも考えられているものです
その彩りが料理に芸術性を与えるだけではなく、栄養バランスが調和されていることで、非常に合理的なこともあって、和食が健康的と言われているわけです
例えば、唐辛子などの赤色は、カプサイシンによるものです
このカプサイシンには風邪の予防や、殺菌作用があります
インフルエンザや、コ〇ナといったものはそれ単体が病名のように誤解をされがちですが、実は、風邪症候群というものの中の1つなんです
なので、この1年以上にわたる騒ぎで痛感されたことでしょうが、
たかが風邪
と風邪を軽く考えることは決して良い事ではありません
予防というのは、何も、手洗いやうがい、ソーシャルディスタンスやマスクだけではありません
食事を含めた生活習慣そのものが予防に繋がるからです
つまり、フィトケミカルを知り、彩りで食事を考えることは様々な病気の予防にも繋がるというわけです
フィトケミカルが近年注目を集めるようになってきたのは、癌や生活習慣病などの病気予防の観点から注目されるようになってきたということです
こうした事を考えると、
医食同源
というのは、古くからある考えだけど、実に合理的で現代でも十分使える普遍的なものだということがわかりますね
そして、飽食と言われるほど食材が豊富な時代だからこそ、それはより手軽に、楽しみながらできる時代でもあるのだと思います
次回からは、免疫を高める睡眠についてお伝えしていきます
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