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大好きな彼のバージンを頂いた大学2年秋冬

大好きな彼と正式に付き合う前に
私は他の男と初体験したことを忘れて
幸せに過ごす日々が続いた

日本に帰ってきてからは
お互い実家暮らし

一緒に夜を過ごすことがないまま時間が過ぎた

Hしたいからというより
寮生活の時みたいに
時間を気にせず2人でのんびり過ごしたい

ただそれだけの気持ちを
どちらからともなく話していたら
とりあえず
近場の宿に泊まろうって言うことになった

ラブホに行ったことがない私たちは
なんだか
ラブホはいかがわしいような場所な気がして

だからといって
普通のホテルに泊まるほど
バイト代が
お互いまだ溜まってなくて

結局
ぱっと見オバケが出そうな古い旅館に見えるラブホを選んだ

キラキラの洋風のラブホテルは場違いな感じで
どうしても足が運べず

旅の延長のような場所が欲しかった

とは言え
いざ2人で布団に寝転がってみると

旅先とは違って
2人きりだし
寮生活に戻ったように
そういう雰囲気になり

今回は
彼氏と彼女ステータスのもとに...

和室

薄暗い白熱灯のランプ

鏡に着物を着て正座をする女性がうつりそうな、レトロな化粧台

漆のボックスから
出ている白いティッシュがエロい

薄っぺらい敷布団に2人

私は
寮生活や旅行中の時の
彼の指の気持ち良さを思い出して
おねだりをした

なんだか恥ずかしくて言葉が出ないから

私は彼の手を掴んで濡れているところへ...

たくさん触ってもらって

いつものように
挿入しないで終わるのかと思ったら

珍しく
彼が私の手を掴んで
勃っているアレに...

サイズそのものは
大きめで長めだし
勃っているのだけれど

はじめてで
緊張しているのだろう
まだ柔らかさがある

きっと今までも
何か不安で最後まで
できなかったのか

それとも
公に付き合ってなかったから?

できなくても大丈夫だから
どうか不安にならないで欲しいな

そう思いながら
言葉には出さず

自分は経験済みだから
余裕

すると
正常位に寝かされ

ホテルにあったコンドームをつけ始めた

少し手間取っていたような

結局つけたのか
つけてなかったのか
覚えていないけど

挿入...

気持ち良いと言うより
不安そうな彼の顔が心配

今となっては
指の気持ち良さは思い出せるけど
挿入の感覚が思い出せない

コンドームに出したのか
お腹に出したのかも忘れた

(とても大切な人の初挿入なのに今回は有料記事にするほどのエロモードではない)

覚えているのは
人並みにどうにかできて
安心したこと

だからイッてくれたはず

彼の隣で寝るのは幸せだった
寝る体制になると
いつも手を繋いでくれる

翌朝
暖かい日差しを浴びながら
コーヒーを飲みながら散歩して

旅の続きのような気分で
幸せだった

それからしばらくして
私が他の人と初体験を済ませたことを言わないでいるのが良くない気がしてきて…

ついに白状する日がやってくる

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