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好きな人が2人になっちゃったかも、大学3年夏休み

あの時は

彼氏と公に付き合ってなかったからかな?

バージンを他の男と済ませたことを
彼は落ち込んだけど

結局は許してくれたことで

私は彼氏のことを、さらに好きになった

もし彼が許してくれなかったら

先の幸せも、苦しみも、無かったわけで

心から感謝した

でも…
夕方に出会った人と
その晩にバージンを済ませるという経験を
後悔はしなかった

彼が許してくれなかったら

それを後悔したのかもしれない

許され甘やかされたのを良いことに

またもや…

次は春休みになり

彼氏と少しの間だけ離れてる

海外旅行中に

新しいときめきに

出会ってしまった

中性キュート
美形
細身
長身

過去に投稿した男友達が連れてきた子。

(大学1年の頃にお互い少しだけ恋したけど
1度もロマンチックな空気になることなく
遊園地を大はしゃぎした日を境に友達認定となった男友達)

その彼が率いるグループと

バンコクで一晩だけ、夕食で呑んでいたら

彼のメンバーのひとり、新しい美形クンが

次の旅先はヒトリだから心配だと言う
次の目的地は私のグループと同じらしい

私はというと2人旅
10ヶ月前に
人生はじめてのラブレターをくれた男友達と

もうさっぱりした関係の男友達とは言え
三十路になって2人とも結婚してなかったら
きっと良い家庭が作れるから結婚しよう
なんて約束もあったりして

今の彼氏は心配していたから
もう1人メンバーが増えて3人になれば 
2人きりより良いんじゃないかなって思ったし

何より美形クンが困ってるから助けたいし
一緒にいたら楽しそうだし

そんな感じで
翌日
3人で飛行機に乗ってベトナムに移動した
 

すごく仲良くなって

2人それぞれが私への恋心があるようなないような...ドリカム状態は、疑惑であれ私は2人のことが大好きだったから、とにかく楽しかった

2人も仲良くしていて平和

今思えばポリアモリーの入り口を少し体験したのかもしれない

新しい出会いに興味が強い私は
美形クンのことを知りたくて

古いラブレター君よりも比重は新しい美形クンへ

夜に弱いラブレター君は

さっさと寝てしまうし 

私は

夜中ふたりで話していると

美形クンに

キスしたくなっちゃったけど

数週間後には彼氏が迎えにくるし

彼氏に報告できないような事は
しない気持ちもあったから

キスすら我慢
Mキュン」が心地イイような
ただ欲求不満になるような

美形クンは1つ年下で

私のように、まだまだ奥手でロマンチックな言葉は何ひとつなく、ただお互い「人間として素晴らしい」褒め合う感じ

異性関係ないよって空氣感

私もここで軽くキス試しちゃうようなスキルは

まだ無くて

今思えばウブだったな

でも我慢する気持ちが出るほど

欲求はあったから…性欲?成長したな

そして日が経てば経つほど

我慢も重なり

彼氏も好き、美形クンも好き
好きな人が2人いる感覚になった

1番キスしたくなったのは
夜中に2人で
宿の螺旋階段の1番上に座って

おしゃべりしてた時
どうやったか覚えてないんだけど
小さな花火をして
小さな光がロマンチックだった
私たち2人しか起きてなくて
世界中のみんなが静かに寝てるような感覚

豪邸みたいな宿

まわる白い大理石でできた階段と
濃い茶色の木でできた、なめらかな手すり

真っ暗で、うっすらしか色は見えないんだけど

昼間の記憶の色







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