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やってる感だけのコロナ対応(2)


これは(2)です。まだの方は(1)から読むのをおすすめします。


小池都知事

 

 次は、やっぱりこの人だろう。

 小池都知事は、コロナ対応に限らず、そもそも、自分自身が目立つため、やってる感を見せるだけのために、思いつきの政策を次々と無責任に繰り出し、その結果都民がどんな重い犠牲を払っても一向に気にしない、ひどい人物である。

 築地市場の豊洲への移転の際にも、2016年の都知事選挙ではそれを見直すかのようなふりをしたり、築地に戻りたい業者は戻れるようかのように言ったり、築地は食のテーマパークにするなどと言っていた。しかし、こうした全てのことはその場限りの思いつきで、結局は豊洲に移転して終わりであった。思わせぶりにふるまって、いたずらに時間を引き延ばして、結局地下の有害化学物質の濃度が下がったわけでもないのに、そのまま移転した。そんなことなら最初から移転すると堂々と言っていれば、遅れた期間の膨大な電気料などもかからなくて済んだはずである。

 2020年4月の最初の緊急事態宣言の頃には、都庁やレインボーブリッジなどのライトアップに随分熱心に取り組んでいた。しかし、2021年1月や4月には、それよりはるかに多い人数の感染者が発生したが、ライトアップはしなかった。まさにご都合主義である。目立つことだけを常に考え、実際の効果や意味には全く興味はない、それが小池都知事である(興味がある人は、「女帝 小池百合子」(石井 妙子)をぜひ読むといい)。

 また、ロックダウン、オーバーシュート、東京アラート、ステイホーム、ウィズコロナなど、カタカナ語を次々に考え出しては得意げに大々的に発表していた。そんな言葉を考えている暇があるなら、もっと有効な手段を考えるのに時間を使ってほしかったところである。

 さらに、小池知事は、緊急事態宣言を政府に迫って自分が出させたという演出をしようといつも画策していた。2020年12月には、政府が飲食店の時間短縮をもっと行うよう政府から要請されていたのにそれはせずに、緊急事態宣言を出すよう政府に迫る様子をメディアを通じて見せつけようとしていた。あまりにも露骨な政治的な駆け引きである(菅首相側も、小池都知事に突き上げられて押し切られたと見えないよう、いろいろ画策しなければならず、戸惑っていたようだった。)。自分が目立つためには手段を選ばず、そのせいで都民に不利益が及ぼうと、何も気にしていない。都民に対してあまりにも不誠実である。

 
 小池都知事については、あのおかしな対応も後で出てくるのでお楽しみに!


 で、小池都知事の次は当然あの人ですね。

 (3)に続く!


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