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素人ガーデナー・庭のお手入れ(エピローグ)~カイヅカイブキの先祖かえりに立ち向かう

「猫の額」にたとえられるような小さな庭でも、家族の成長と共に手を入れ続けた庭は、築30年を超える我が家の魅力的な一面です。そんな庭の南向きの前面を占める生け垣のカイヅカイブキについて、素人ガーデナーのやっていることを紹介します。間違っていたり、アドバイスなどがあればどしどしお寄せください。


「先祖返り」と呼ばれる現象

カイヅカイブキは、強く剪定したり刈り込み剪定を繰り返すうちに、特有の針のような葉っぱ(鬼葉とも呼ばれる)が出て「先祖返り」という現象を起こすことがあります。
一般的なアドバイスとしては、「早めに発見し、生え際から剪定する」とされています。私も長年、この方法で対応してきましたが、近年は「刈るのがおっくうになってきた」ということと「このままにしていたら本当に元の状態には戻らないのか」という疑問から、放置してみることにしました。

鬼葉を放置した結果~写真付き

枯れた状態でも刺さると痛い鬼葉
春先には鬼葉の先にも新芽が付きます
鬼葉の先がやわらかい葉に戻っています

結果として、鬼葉の先端はカイヅカイブキ特有の柔らかな葉へと変化しているものの、下部には密集した鬼葉が残っています。この鬼葉を摘み取っていくのがよさそうです。

この生け垣は高さがあるため、針葉樹特有の、横からの新しい枝の成長が難しい点が課題です。そのため、樹高を抑えつつ樹勢を維持するためには、年数をかけて横枝が出るように促しながらの「切り戻し剪定」が必要になります。
これまでの刈り込み剪定で内部が密になった箇所を、枝を透かして光を入れ、新たに育て直す「透かし剪定」を行います。そのことで胴吹きの新たな枝の発生も狙いたいところですが、胴から吹いてくるのは最初は鬼葉のようですから、その芽の取捨選択が必要になりそうです。

数年かけて鬼葉を枝にして樹高を下げる…のが良いのかな

この工程は何年もかかるかもしれませんが、リタイアした現在、新たなライフワークとして取り組むにはちょうど良いかなと思うものです。そして、このテーマがひとつの連載にできれば、みなさんとの交流や参考にしていただけるのではないかと期待しています。
ちなみに5年ほど前に業者さんに強めの剪定を頼んだら、葉っぱを落としすぎたのか立ち枯れたのが2本。「ここまでやるとダメなんだ」がわかっているのでそれも参考にしつつ取り組みます。


◆もしこの記事で、自分ちの庭のカイヅカイブキをどうしようかな・と悩んでいたあなたが、「へぇ、そんな方法もあるんだ」と思ったら「すき」を押して感想などを下記のコメント欄から送ってください。私の庭木の剪定のはげみや参考にしたいですから。

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