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ギグ・エコノミーに飛び込む前に |どこでも誰とでも働ける #読書記録

いろんな本や記事を読んでいると、「ギグ・エコノミー」な働き方は、日本でもますます加速していくだろうなと思うわけです。

昨年発売された長倉顕太さんの「GIG WORK」を読むと、そのあたりの流れがよく分かりますし、「今すぐ会社を辞めろ」という長倉さんの強烈なメッセージを受けると、「このまま今の会社にいていいのか?」なんてことは当然考えます。

ギグ・エコノミーにいきなり飛び込めるのか?

と同時に、私のようなサラリーマンが、一足飛びにそんな働き方ができるかと言われると、やっぱりちょっと不安が頭をよぎるわけです。

とはいえ、時代の変化に対応しなきゃなあ、という課題感とか、憧れなんかもあって。
そういうモヤっとしたところに対する一つの答えが、この本にありました
12回の転職経験、しかもマッキンゼー、リクルート、Google、楽天、ドコモなどいずれも有名企業で成果を残してこられた尾原和啓さんの著書。

「会社」に就職するというより、「プロジェクト」に就職する

私が線を引いた箇所を引用します(143ページ)。

何度も転職を繰り返すことをマイナスにとる人もいますが、もともと人材流動性の高いベンチャーに転職したり、プロボノ的にボランティアの運営に携わったりするときは、「会社」に就職するというより、「プロジェクト」に就職すると言ったほうがしっくりきます。そこにずっと居続けるのではなく、興味のあるプロジェクトに参加して自分のスキルや知識を提供し、プロジェクトが完了したら、そこで得たスキルと経験をもって次のプロジェクトに向かうイメージです。

プロジェクトに就職するっていう考え方はすごく面白いし、しっくりきます。
いきなりギグ・エコノミーに飛び込むことに違和感・不安感を感じていたので、プロフェッショナルとして違う会社のプロジェクトにジョインするところから始めてみる、っていうのは心理的ハードルが低いなと。

そのプロジェクトで、自分が何をやりたくて、何を提供して、どんな経験を積んで、どんな新しいスキルを得たいのか。
そのあたりを明確にして、居場所を探す&その場所で働く、というスタイルは、ギグ・エコノミー的な未来の働き方への準備になるなと思います。

なお本書には、Amazonの紹介文にあるように、「あらゆるチーム・どんな職場でも使える、自由に生きるための超実践的な仕事術」も書かれているので非常にオススメです。

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