やさしい日本史授業Season1〜旧石器・新石器編〜
うっす。カテキンです。
さて、今日からはじっくり日本の歴史をやっていきますんで。
お願いします。🎉
ちなみに、大昔のことを勉強するときのポイントは、
「この時はまだ何もないんだ」
って思っておくこと。
スマホがないとかそういうレベルじゃない。文字もないし、時計もないし、お金もない。
じゃあ始めま〜す。
旧石器時代(さむっ!動物でかっ!)
ここは前回(はじまり編)でも言ったんですが、めっちゃ寒い時代だね。
生えている植物は針葉樹林といって、クリスマスツリーみたいなとんがったやつ。🎄
寒いからね。
何百年も前なので、日本はこのとき大陸とつながってました。
ユーラシア大陸ね。(地図みてねー)
長い年月をかけて今のような島国(まわりが全部海の国)になったってこと。
なので、このときは大陸の上のほう(今のロシアとか)からマンモスとかが日本にやってきた。
大陸の下のほう(今の韓国あたりかな?)からはナウマンゾウとかが入ってきた。
当時の人たちは、石をカンカンカンカンやって強い武器(ヤリとか)を作ってました。
それを使ってでかい動物をやっつけてたんだね。
食べるもの他にないし。
新石器時代(縄文時代)
これも前回言ったんですが、1万年くらい前にすごく地球が暖かくなります。
暖かくなると何が起こるか。
海の水位が高くなるんです。
ちょっと難しいんだけど、とにかく暖かくなったことで海の水が増えた、みたいなイメージをしといてください。
海の水が増えたので、今まで海じゃなかったところまで海になった。
ここで変わったことが2つ。
①今までは大陸からマンモスが日本に入ってこれたのに、大陸と日本の間にも海ができちゃった。
大きい動物が入ってこなくなるんです。
だから人間はシカとかイノシシみたいに、ちょっと小さくて足の早い動物をつかまえることにしました。
そこで生み出されたのが弓矢。
遠くから打てるからね。ナイス発明。
②魚を食べるようになった。
海が広くなったので、つりとかをするようになりました。🎣
そしてなんでこの時代が「新石器時代」っていう名前かというと、
さっきの石をカンカンカンカンする道具よりも、石をゴシゴシゴシゴシ磨く道具を使うようになったからなんです。
理由は3つ。
❶暖かくなったことで生えてくる植物も変わって、木の実を食べるようになったので、木の実をすりつぶす道具がほしかった。
(ゴシゴシしたほうが道具が丸くなって、すりつぶしやすい)
❷つりをするときのおもりが欲しかった。
(ゴシゴシしたほうが使いやすい)
❸弓矢をピューン!とまっすぐ飛ばしたい
(ゴシゴシしたほうがきれいな形になって飛びやすい)
あと、この時代は縄文土器という縄のもようがついた器を使い始めました。
お皿に使ったりとか、いろんな使い道があった。
そして当時の人たちは縄のもようがオシャレだと思ってたんだと思う。笑
「新石器時代」と「縄文時代」は同じ時代だと思ってください。
ちなみに、さっきこの時代にはお金がないって言ったけど、「お金がない」ってことは、「お金持ち」もいません。
「えらい人」「えらくない人」の違いはまだなかったみたいです。
争いもないし、平和な時代だね。
この時代に生まれたかったなあ。
ただ忘れちゃいけないのは、水道もトイレもおふろもふとんもYoutubeもお菓子もなーんにもない時代だからね。笑
今日のまとめ。
旧石器時代…寒い。動物でかい。石をカンカンカンカン。
新石器時代…暖かい。動物小さめ。石をゴシゴシゴシゴシ。
新石器時代と縄文時代はいっしょ。
興味をもったら、自分でもいろいろ調べてみてね〜
〈きょうの放課後トーク〉
縄文時代、はやった考え方が"アニミズム"。
「身の回りにあるすべてのものには、神様が宿っているよ」
「だから毎日、大事に使うんやでぇ〜」
という考え方。
今の日本にも通じる、大事な考え方だと思いません?
ばいばーい。
おしりんまるwwwww