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「書く」は気分の波に揺られない「心の筋トレ」

心の筋トレ「書く」

「そんなふうに言わんでもいいのに・・・。」
「うわ!失敗した!ああ、一日へこむなあ。」
「何をやってもうまくいかないなあ。」

こんなふうに気持ちが落ち込むことは、誰にでもあると思います。

私は・・・比較的、よく落ち込む方だと思います💦

メンタル不調になり、心について、心理学の本を読んだり、主治医の先生から教えてもらったりしたことがたくさんあります。

その学びを通して、私は心について、次のように考えるようになりました。
・心は筋肉と一緒。鍛えたら強くなる。
・心は倒れても立ち直ることができる。
・気分や気持ちの出現はコントロールできないが、その後の行動はコントロールできる。

メンタルの不調を完全に治そうとは思いません。
多分、無理です。

これからも生きていく中で、困難に思うことはたくさんあると思います。

そのためにも気分に振り回されず、乗り越える力をつけるために、「心の筋トレ」が必要だと考えています。

「心の筋トレ」の種類はたくさんはありますが、ここ1年、続けてきて、私が最も効果があったと思うトレーニングは「書く」ことです。

毎日、思ったこと、感じたこと、悩んでいることを書き続け、多くの気づきがありました。

その中でも、最大の気づきは「書くことで自己洞察力が高まる」ということです。

今日は私が「書く」ことでどのように心を鍛え、自己洞察力を高めようとしているのかを紹介したいと思います。

1 、今の自分の状態を全て書きだすことで、気分の落ち込みの原因が一つではないことに気づくことができる。

気分や気持ちは単一の要因ではなく、その日の体調、食事、行動など、「自分がすること・しないこと」全てに影響されます。

だから、「落ち込むけど、笑顔!」や「大丈夫、前向きに」と「思考だけ」で気持ちを切り替えようとしても、中々うまくいかないことがあります。

自分がなぜ落ち込んでいるかについて考えると、「ご飯を食べていない」「睡眠時間が足りない」「娘の〇〇が気になる」など、いろいろな要因があることが分かります。

それがわかれば、改善に向けてのTODOを考えることができます。

いろいろな要因の中で「健康に関すること」は比較的容易に取り組みことができました。

例えば、運動不足を解消するために、少し散歩をしたり、睡眠時間を確保するために、3時以降はカフェインを取らないように気をつけたり、といったことです。

まずは健康から。おすすめです。

2、考えていることを全て書き出すと、自分の考えの癖を知ることができる。

「認知バイアス」という言葉を聞いたことがありますか?

同じことが起きても、人によって捉え方が異なるのは、この「認知バイアス」のためです。

気分が落ち込んだときに、後から自分の考え方を振り返ると、私は物事を白黒はっきりさせようとしたり、他人の考えを勝手に予想したりする傾向があることが分かりました。

こうした自分の考えの癖に気づいたり、それには認知バイアスが深く関係していることを理解したりすると、何かを判断する際に一旦立ち止まり、自分の考えを振り返ることができるようになってきました。

私の出した結論が、唯一の答えではない。いろんな考え方がある。
それがわかると、他の人の意見が耳に入ってくるようになりました。

3、 自分の理想の気持ちや行動、価値観などを書くことで、判断軸ができる。

理想の姿を明確にすることの大切さは、よく聞きますが、その効果がどこにあるのかが私にはわかりませんでした。

でも、理想像をはっきりさせておくことで、判断に迷う時、どこまでが自分軸で、どこからが他人軸で判断をしようとしているのかが、よくわかるようになってきました。

できるだけ自分軸で物事を判断し、残りの人生を楽しみたいです。

4、今の自分に適当な「小さな目標」を書き出すことで、自己評価が高まる。

これまで私は、目標設定がいつも大きく、それを実現させようと必死に生きてきたように思います。

それが悪いことだとは思いません

しかし、私の場合「今の自分の実力」には適していないものが多かったのでしょう。

メンタル不調という強制によって、目標の見直しができました。

大きな目標達成に向けて、今の私にできる小さな目標を設定することができるようになりました。

そしてできることが増え、少しずつ自信が持てるようになってきました。

最後に

「書く」筋トレの注意点

肉体の筋トレにもあるように、心の筋トレにも注意点があります。

2週間に3回、同じことを言うと、長期記憶に入るらしいので、悪口を言ったり書いたりするのは1回まで。ノートではなく、紙に書いて、最後らビリビリに破って捨てる。
②明るい方向に注意が向きやすくなるように、1日3回は感謝の気持ちを書く

これが私の「書く」ことで心を鍛える方法です。

今から思うと、「当たり前のことだな」と思うような内容ばかりです。

しかし、メンタルが不調気味になると、そんなことも気が付きません。

私は学生時代から、国語が苦手、書くのが苦手。

日記を三日以上続けることができたことがありません。

メンタル不調になった原因の一つは、自己洞察力の低さにあったと思います。

私の勝手な予想ですが、日記を書いていらっしゃる方は、自己洞察力が高い人が多いのではないのでしょうか?

思いや考え、気持ちを書き続けるうちに、自分の考え方の癖や影響されている認知バイアスを知ることができます。
今の自分に適した目標を考えたり、人生に大切な価値観にさえ出会うことができます。

書いてはやめ、書いてはやめの日記とnote。

それでも「書くことで自己洞察力は高まる」と信じている私は、これからも繰り返しリスタートをしながら、なんらかの形で書き続けようと思います。

参考になる点がありましたでしょうか?

最後に、私がこの記事を書くにあたり、参考にした本が3冊あります。

もっと詳しく「気分」と「書く」ことの関係を知りたい方は、以下の本をおすすめいたします。

↑心の教科書です

↑認知バイアスってこんなにあるのか!?と驚きます。

↑究極の悩み解消本。

最後までお読みいただき、ありがとうございました♪






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