見出し画像

家族の未来に残したい「5つ」のこと

あなたにとって大切な人は誰でしょうか。
その人に残したいものはありますか。

人生を重ねるほど、価値観も変わっていきます。
すぐに答えを出すのは難しいかもしれません。

私にとって大切な人は
家族です。

母が他界してもう10年以上。
私はあと数年で母の歳を追い越します。
今はまだ人生の終わりの想像はつきませんが
絶対に明日がくる保証もありません。

家族の明日が
少しでも幸せなものであるように。

私が母とのお別れを通して感じた
家族の未来に残したい「5つ」のこと。


1. 子どもを手放す

「子どもを手放す」
私にとって、それは「待つ」ことです。

母は私のやりたいようにやらせてくれました。
その分、私はたくさんの失敗を経験しました。

きっと母は「それは違うよ」と
言いたくなることがあったかもしれません。
けれども、母は口出しをしないかわりに
辛い時にはしっかり寄り添ってくれました。

子どもが小さい頃も
そして大きくなってからの反抗期も
子ども自身がやりたいと思って行動し
経験するのを待つ。

親にとって「待つ」ことほど
忍耐のいるものはありません。
これでいいのかと迷うこともたくさんあります。
でも親が子どもを手放すと
子どももそれを感じ取ります。

自分のことを
否定せずに黙って見守ってくれる存在
それほど強い味方はいません。

きっと、将来を生きる子ども自身の
心の強さにつながっていきます。

2. お気に入りを大切にする

たった一つでいい。
自分のお気に入りのものを決めて
長く丁寧に使っていくことを提案します。

自分が癒されたり
心地よかったり
大好きなもの。

もしかしたら、それがあなたの大切な人の
心の支えになるかもしれません。

本人不在で行わなければならない、遺品整理。
残された家族にとっては辛い作業です。

私がその中で見つけた、古いキーホルダー。
今は私が引き継いで使っています。
おそらく数十年間
大好きな母が大切に使っていたもの。

今も母と一緒にいるような気がします。

3. 想い出を残す

楽しかった時の想い出。
大好きな人と大好きな場所で
見たもの、感じたこと

それは、時を経て
感謝の気持ちに変わっていきます。

できれば想い出を目に見える形で残したい。
視覚から呼び戻される幸せな記憶は
自己肯定感を高めてくれるそうです。

アルバム作りを楽しみながら
楽しい想い出を共有できるといいですね。

4. 言葉を残す

「人前で話すのがとっても得意だよね。
 すごいなぁと思って」

母から言われた言葉。
今も心に残っています。

私は人前で話すのは苦手です。
でも母に言われてからは得意なのかも……と
暗示にかかったかのようでした。

そして、人前で話すことも
昔ほどは嫌ではなくなりました。

人は何かしら思い込みを持っています。
その思い込みを信じて行動すると
同じような状況が現実に起きるというのが
「自己成就的予言」です。

母が私にかけ続けてくれた言葉が
ポジティブな自己成就的予言となり
良い結果に繋がったのだと思います。

できないことでも、ポジティブな声掛け

言葉は強く心に生き続けます。

5. 好きな「私」になる

自分が納得できる人生を送る。
やりたいことをやる。

自分が心地よいものに耳を傾けてみる。
まずはそこから始めてみてもいいと思います。
なんか、楽しそうな人生だったよね
と言ってもらえるように。

大好きだった人の笑顔
その後を生きる人の心の支えになります。



家族の未来に残したい「5つ」
のこと。

感じ方や考え方、生きてきた人生もさまざまです。
残したいものは違うかもしれません。
「大切な人に何を残したいか」
それを考えるきっかけになっていただけたら嬉しく思います。

これから少しずつ進めていきたい
私なりの終活。
過去の自分と向き合う、心の整理。

このnoteを通して
少しずつ報告していければと思います。

あなたと
あなたの大切な人の未来が
光や影、風や空を感じることのできる
優しいものでありますように。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

この記事が参加している募集

#これからの家族のかたち

11,441件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?