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koha
2022年9月19日 17:24
自分だけの記録として、書き溜めていたエッセイ「ペットロスガーデン」を、まとめてnoteに投稿した。実はこの話には、続きがある。10年ぶりに、ペットを迎えたのだ。書き溜めたエッセイは誰にも見せないつもりだったけれど、やはり書くことの中には、誰かに読んでほしいという気持ちが隠れていた。私の庭を好きだと言ってくれる友人に、その一部を読んでもらえないかとお願いすると、友人は快諾しただけではなく
2022年9月16日 14:18
最後に飼った犬、なことお別れしたあと、ペットロスが長引いた原因については、覚えがある。私はなこがいなくなることを、覚悟しなかったのだ。繁殖リタイア犬だったなこは、元気そうに見えても、無理な出産で体力を沢山消耗していて、引き取った後は色んな病気になった。手術や検査、何度も窮地を乗り越えて、その度に天国と地獄のような気持ちを味わう中、私となこの間には、見えない壁が生まれていた。「いついな
2022年9月8日 11:31
「ひとつだけ」お供えのバナナはもう 買わなくていいよお花は飾ってくれてもいいけど飾らなくてもいいなこはもうこれ以上ほしいものなんてないのなこのものをずうっとたいせつに取っておいたりしなくていいよお気に入りだったおもちゃも編んでくれた セーターも天国へは 持っていけないの持っていけるのはたましい ただ そのひとつだけたくさんのうれしいとたのしいとだい
2022年9月3日 13:58
最後に暮らした犬、なこが死んで、ペットを飼えなくなってから、10年が経つ。あれから、楽しいことも沢山あったし、43歳の時、結婚もした。今だって、幸せだと思う。でも、なこがいた時と、いなくなってからでは、世の中の見え方が違う。色が違う。時間の粒の、輝きが違う。一瞬をとらえて逃さない、そんな鋭敏な感性のレンズを、落っことしてしまったような感じだ。あの世界にあった、眩しいほど鮮やかに見えた景