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【元自動車保険会社員が語る】そもそも保険って何なん?

はじめまして皆さんこんにちは。元損害保険会社員のKoh+です。


記念すべき最初の記事ということで、かつて保険業界にいた私が

【 そもそも保険ってなんなんだ? 】

という事を記事にさせていただき、最後に

【 今後私が皆さんに伝えたいこと、考えていただきたいこと 

を書かせていただきます。


※本記事は実際の経験を交えながら感じたことを執筆しているので、主観的な要素が大いに含まれています




まず初めに

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日本が「保険大国」であるという言葉は皆さん聞き馴染みがあると思いますが、その通り、私達の周りには保険というものがあふれています。

今、パッと思いつく限り簡単に書き出してみましょう。

生命保険、自動車保険、医療保険、火災保険、地震保険、雇用保険、個人賠償保険、少額短期保険、国民健康保険、年金(システム的には保険に近しい)etc

などなど、更に細分化すればまだまだまだ出てきます。きりがないですね(笑)

各保険の詳細については今回省かせていただきますが、これらの保険には共通する要素が一つあります。
というより、その要素が保険を保険足らしめている、とても大事なものになります。

それが


【みんなでお金を出し合い、損害を受けた人に対してそのお金で補償する】


これだけです。

かなり簡単にしましたがこれが保険というものの全てになります。

先程羅列した様々な保険もこの考えを持って見ていただくと、確かに、と思っていただけると思います。
(※例えば自動車保険だと、100人からお金を集め、事故を起こしてしまった1人に対してお金で事故の損害を補填する、みたいな感じです)


本当は

・大数の法則
・給付・反対給付均等の原則
・収支相等の原則

という​3つの基本原則があるのですが、これだけ聞いてもなんのこっちゃって感じになると思うので、初めての記事ということで今回は割愛します。


そしてもう1つ大切な要素というか前提条件みたいなものが保険にはあります。

それが【発生する確率は低いが、損害がとても大きい】ということです。


この条件を満たしていないと保険は成り立ちません。

「そりゃそうだ」と皆さん思うかもしれませんが、ここで皆さんに問いかけたいと思います。



【あなたが入っている保険は、本当にこの条件を満たしていますか?】

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このことを理解し保険に加入している人は、日本ではかなり少ないと私は思っています。
というより、実際に私が保険会社で働いていた時の経験からそう感じました。

私は自動車保険の会社の事故対応部門、いわゆる「事故後から保険金を支払うまで」ということをやっていたのですが、自分がどんな内容の保険に加入しているか理解している人はほとんどいませんでした。


要するに
「保険入っておけば安心ですよ」

「何かあったとき怖いですよね」

「皆さん加入してますよ」


という保険会社の謳い文句に誘われて「とりあえず入っておけばいいか」と自分のことを理解せず不安だけ煽られた結果、思考停止状態で保険に加入している人が世の中の大多数ということです。

それに対して数年ほど前から「保険を見直しましょう」「あなたに最適の保険を一緒に選びましょう」という代理店販売の会社も出てきてはいますが、彼らは、本当にフラットな視点で保険を選んでくれているのでしょうか。
実はそこにはお客さんには知られたくない裏事情というものが存在します。




最後に

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ということで今後の私の記事は、元保険会社である私の知識と経験を活かし皆様の役に立つ保険事情をわかりやすく発信していきたいと思っております。

最後まで見ていただいた方はありがとうございました。
今後の内容を小出しにして終わりたいと思います。


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