見出し画像

古いしきたりを変える革命家、飯能市議会議員 坂井えつこさん

頑張っている全ての女性が報われる社会を、真面目にコツコツ泥臭く創る、魅力あふれる坂井えつこさんにお話を伺いました。

プロフィール
出身地:神戸
活動地域:埼玉県
経歴:女子校教師、ラジオDJパーソナリティを経て、会社経営、市議会議員
現在の職業および活動:会社経営と飯能市議会議員
著書:『女性スタッフの人間関係に困ったら読む本』アニモ出版
座右の銘:笑う門には福来る、
梅雨明け宣言(夏がいよいよ来るよ!ワクワクソワソワ)

1. 女性や若い人が活躍できる、元気で健康になる仕組みを政治から創りたい

記者:どんな夢やビジョンを描かれてますか?

坂井さん(以下敬称略):シングルマザーで今までスゴくシビアに生きてきて、夢とか簡単に語っちゃいけないって思ってきたので、今こうして聞かれることがスゴく新鮮です。
 1つ1つの課題をクリアしてポジショニングしてきた人生だったから、現実の厳しさの中で自然と強くなりました。
 今は市議会議員ですが、実は以前は政治に全く関心のない若者でした。地域密着型の仕事をずっとしてきた中で、壁にぶつかり痛感したのです。やはり政治を避けては通れないと。「何かを変えたい!」って動いて戦っている人がぶつかるのは、いわゆる「既得権益」や「既得権」の壁です。
 多くの人は、そもそも政治に関心がないか、関心はあったとしてもどうせ何も変わらない!と諦めてしまっているでしょう。「こんなビジョンがあって行動したい!!」と思っても、政治の力が上手く働かないと、実現は難しいでしょう。

坂井:逆にこちらから質問で、どんな基準で候補者を選んでいますか?

記者:究極‥見た目?ですかね。

坂井:選挙広報に目を通しただけで、その詳細が分かりますか?あれを読んだだけでも理解できるような教育(政治、お金、宗教‥)を、私たちは受けてきていないのです。現状を守るためだけに特化した今の政治は、70年前くらいから政治の仕方や選挙の仕方が変わっていないのです!このままでは未来はありません!リテラシー(読解記述力)を持った子供達が、自らの目で政治を選ぶ時代に変わっていかなければいけないと思います。逆に言えば、政治が本気で動けば何でも変わるのです。

2. 政治や既得権益を変えるべく、死ぬほど真面目に議員活動している

記者:現在立てている目標計画や日々実践されていることはありますか?

坂井:政治の世界は、余りにも特殊過ぎで、既得権益がまだまだ蔓延っています。女性の活躍が叫ばれる中、男性は公には女性に理解があります!とアピールしているようですが、実態が伴っていないと感じます。女性議員の役割は、男性議員と比べるとどうしても華があるため、一見所属政党でも広告塔と思われがちで、重要な役職には就きたくても就けず、「議長」という役割では2%未満というのが現実ですが、0ではない以上、努力次第で可能性は広がる一方だと信じています。女性議員は、男性議員と肩を並べてフェアな立ち位置で議員活動してこそだと思います。これまで男性優位に構成されて来た社会でしたが、今の企業は、いかに女性に受け入れられるか日々研究を重ね、しのぎを削っています。政治の世界は未だに何もかもが古いのです。
 ちなみに市議の任期は四年ですが、五期目、六期目、十期目、の人がゴロゴロいるのが政治の世界です。ずっと同じ人が当選し続けているために、現状が変わらないのです。彼らは、肩書き以上の人間的魅力を求めていないのかも知れません。現状のシステムが、このような彼らを、こんな悲惨な現実を作ってしまっています。

記者:システムによるもので、彼らに罪はないということですか?

坂井:そうですね、だからシステムを変化させていきたいです。会社や世間の組織は、新しい風を取り入れて刻々と変化していますので、私はこの世界に風穴を開けていきたいですね。
 議員の公務は多岐に渡るのですが、まずは死ぬほど真面目に議員活動やります。権力の場、議員という立場でしか入れない場、というこのフィールドの中で市民の代表として、民間で培ってきた知識やノウハウを活かしていきます。政治のエキスパート達に、意見を言えるような環境を作るために、ものすごい時間とエネルギーを割いています。次に新しく入ってくる若手達が、より活動しやすい環境を整えていっています。
 予算と決算時期は、何よりもエネルギーを使います。予算が増えたり減ったりする背景をきちんと説明出来ないと、古参の方々とは対等に議論出来ません。市民の方々が、自分たちが納めた税金の使われ方にもっと興味を持てるような教育が必要で、やはりリテラシーは大切だと考えています。

3. 行政を変える政治だからこそ、個人だけでなく大衆に働きかけることができる

記者:そんな夢を持つようにきっかけは何ですか?

坂井:私の経歴は、商業高校の先生→ラジオ局→地域密着型のフィットネスサロンの経営で、この間、会社員をしながら起業塾に通う日々もありました。真面目にコツコツ、泥臭くやる、逃げたらダメだと思ってました。
 女性って満身創痍で常に戦っています。こんなに傷だらけで頑張っている女性たちが、もう少し報われても良いのではないか?という問題意識を持ったことで、政治や既得権力が変わらないとダメだという意識が出てきました。女性の独立支援や貢献方法には何があるのか?と考えた時に、選択肢の一つとして行政を変える道=議員になることに結びついたわけです。

4. 読者の皆様へのメッセージ

記者:最後に読者の皆様へメッセージをお願いします。

坂井:私の場合は、ターニングポイント毎に時代の流れを読んで、自分の感性を信じて自己責任で決断してきた結果、この今があります。決断する勇気も持ち合わせながら、常にアンテナを張っていきましょう!
 議員や経営者としての立場を一旦置いておいてのメッセージとしては、今は、仕事が楽しいかどうかが前提の時代ですから、自分の感性を信じて追求していったらきっと素敵な人生が拓けると思います!

記者:坂井さんの勇気あふれるお話を聞いて、自分の感性を信じて追求する人たちがたくさん増えたら、頑張ってる全ての女性が報われる社会に向かうと感じました。本日はありがとうございました。

坂井えつこさんの詳細情報

HP: 坂井えつこ公式HP 飯能グリーンプロジェクト

Facebook: https://m.facebook.com/etsukosakai0718

編集後記

 インタビューをさせて頂いた細井と岸本です。古いしきたりを変化させようと、先頭切って走っていらっしゃる姿に感動致しました。これから社会を変えていきたいと志している女性達を巻き込んで、新しい未来を創って頂きたいです。坂井さんの更なるご活躍を応援しております。本日は貴重なお話をありがとうございました。

この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。
https://note.mu/19960301/m/m891c62a08b36

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?