3Dプリントフード初(?)のレシピブックを公開しました
今回は、昨年度の「デジタルフードデザイン」に関する活動をまとめたレポート兼ポートフォリオをご紹介します。
はじめに
この冊子は、2022年夏に企画・運営を主導したサマースクール「School of Food Futures」(主催:京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab|運営協力:MTRL・FabCafe Kyoto)の内容に加え、関連イベント「チョコレートフューチャーズ」と「お花見フューチャーズ」の内容を盛り込んで作成したものです。
第1部では、サマースクールの詳細、成果物、実施の様子を紹介しています。
第2部では、一般の方々に3Dプリントチョコレートを提供し、未来の食について共に考えるイベントに焦点を当てています。
第3部では、未来のお花見をテーマにしたイベントを取り上げています。
掲載内容の紹介
具体的には、第1部ではサマースクール「School of Food Futures」で参加者とサポート学生が共同で制作した合計5つの食品と、それに関連する未来シナリオ漫画を掲載しています。各食品については、使用した食材や作り方、さらには独自の工夫点を詳述しています。フード3Dプリンタを用いたワークショップが、この規模で実施されたのは国内初と思われるため、その進め方や実施の様子は貴重な資料を言えるでしょう。
続いて第2部では、「チョコレートフューチャーズ」イベントで提供した3Dプリントチョコの製造方法、ビジュアルイメージ、そしてイベント当日の様子を紹介しています。さらに、デザインリサーチの観点から、チョコレート製造の環境負荷とその対策についても調査し、報告しています。
最後の第3部では、「お花見フューチャーズ」イベントに合わせて制作した3種類のお菓子—「My三色団子」「夢を見せ続けたチョコ」「エレガントポテチ」—のビジュアルイメージ、未来シナリオ、製造方法などをまとめています。また、フード3Dプリンタが食卓や厨房で一般的になる未来を、別の角度からも想像させる3つの作品を掲載しています。詳細は、別の記事で紹介する予定です。
簡単ではありますが、以上が今回公開するレポートの概要でした。
公開レポート
ここでは見開きページのデータを公開しますが、単一ページ版もご用意していますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。なお、2023年9月10日時点で数部の在庫がありますので、購入をご希望の方はお気軽にご連絡ください。
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本記事の内容は私見によるものであり、必ずしも所属企業の立場や戦略、意見を代表するものではありません。
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