見出し画像

【失敗談。どうすべきだったか?】後輩に頼んでいた仕事でミスが発生

 本日は、とある仕事の失敗を振り返りながら、何が悪かったのか、同じ失敗を繰り返さないためにどうすべきか、を述懐する。(正直言ってすべて私が悪い……)




◇後輩に頼んでいた仕事でミスが発生。そこから学んだこと。

◎経緯

 入社2年目、そろそろ仕事にも慣れてきたという頃。自らの業務が目の回るような忙しさにあり、同じ部署の入社1年目の後輩に仕事を手伝ってもらっていた。後輩に仕事を振ったおかげで、何とか業務を回すことができ、当時の私は愚かにも、順風満帆だと思い込んでいた。


◎Xデー

 そんなある日、他部署から問い合わせが訪れる。なんでも、後輩に頼んでいた業務に関して、後輩に作成してもらった資料の内容に質問があるという。その時も繁忙していた私は、「後輩にお願いしていた仕事だし、後輩に聞いて貰えばいいよね」と考え、他部署への対応を後輩に依頼した。
 
 すると他部署の人間がわざわざ私の所へ来て、どえらいお叱りを受けることに。どうやら後輩に頼んだ仕事の資料に大変な不備があり、他部署が困っているらしい。
 しかも当の私は、「すみません。後輩の仕事をチェックしていなくて、状況が全く分かりません」状態であった……。


◎何が悪かったか

  • 自分の仕事を後輩に手伝ってもらっていることを、私は直属の上司にすら話していなかった。

  • 後輩に仕事を依頼したものの、仕事の成果はすべてノーチェック

  • 後輩の力量を正確に認識できていなかった

 という惨憺たる有様。いつミスが起きてもおかしくない状況であった。ひとえに、私が誰かに仕事を任せる、という経験がほとんど無いにもかかわらず、特に何も考えずに全てを人に押し付けてしまったのが問題だった。


◎どうすべきだったか

◆困った時はまず上司に相談
 まず第一に、自分の業務が繁忙しており処理が困難な状況にあることを直属の上司に相談すべきであった。そうすれば、適切な業務分担が為され、そもそも私が後輩に仕事を振ることも無かっただろう。

◆仕事を振っても、その仕事の責任は自分にあることを自覚すべき
 誰かに仕事を代わりにやってもらう時、その仕事の責任は自分にある。依頼した仕事の成果は、責任をもって自分で確認するべきであった。

◆仕事を振るときは、仕事を振る相手をよく把握し、適宜コミュニケーションをとって仕事をコントロールすべき
 依頼した仕事がどう進捗しているか、また、その方向性に間違いが無いか、という点について依頼相手に任せっきりにしてはいけない。相手が迷ったり困ったりしなければ、相談もなく間違ったまま突っ走る可能性がある。
 進捗状況を確認するため、頻繁なコミュニケーションを図って、要所を抑えて仕事をコントロールするべきであった。(特に相手の力量が不明であったり、信頼関係が構築できていない時は猶更)


◎得た教訓 

 困ったときは上司に相談。
 人を信じるな。自分も信じるな。常に疑え。
を心に教訓として遺した出来事となった。何事も疑ってかかるくらいが、仕事は上手くいく気がする。


 この失敗のあと、誰かに仕事を振るときは、その内容を上司に相談、共有するようにし、依頼した仕事は最初に自分宛に報告を受けて、自らの目線でしっかりとチェックした後、成果をリリースして貰うようにした。
 
 そのおかげで、同じようなミスや、「何も分かりません」なんてことは無くなった。今思えば当たり前のことだが、忙しさや経験不足も相まって、当時正確な判断ができなかったことは恥ずかしい限りである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?