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障害福祉サービスを活用するために必要なこと

この記事は1,665文字あります。個人差はありますが、3分〜4分でお読みいただけます。

noteの連続更新61日目です!地味にちょっとずつ更新しているのですが、100日目指していこうかなと思いはじめました。がんばります!

noteのほかに、Voicy(音声配信)もしておりますので、併せてご活用いただけると理解しやすいと思います(ただ、今回はいつものようにVoicyの文字起こしとはちょっと違いますので、あらかじめご了承ください)。noteの通知をオンにしていただけると記事が更新するたびに通知がいきますので、フォロー、スキ、シェアと合わせて通知オンもしていただけると嬉しいです。

今回のテーマは「障害福祉制度を活用するために必要なこと」です。どうぞお付き合いください。


障害福祉サービスにおける課題

障害福祉サービスは、この10数年で充実してきています。もちろん、その質も含めて十分かと言われれば地域差も大きく、十分とは言えないかもしれませんので、そこは課題かもしれません。

同時にもう一つ課題が。平成28年に実施された「「生活のしづらさ」に関する調査(厚生労働省)」によると(最新版は令和4年度に実施しており、結果はまだこれからです)、発達障害に関する診断のついている方々の中で、障害福祉サービスの利用について「わからない」と回答した方が28%いたそうです。より詳細な結果はわかりませんが、そもそも障害福祉サービスにそのものについて「わからない」という方もおられるのではないか、そんな風に思います。

少なくともぼくがお会いしている方々の中でも、「障害福祉サービスについて網羅的に知っている」という人はかなり少数だなと感じます。むしろ、「え?そんなサービスあるんですか?」となることも珍しくありません。その背景には、以下のようなことがあるかなと思いますが、どうでしょうか?

こうしたことがあるならば、福祉制度利用に求められることは、「福祉の知識」+「情報を活用する力」なんだろうと思います。でも、これって結構難しいことなんです。

地域の障害福祉課にいくと、「障害福祉のあんない」みたいな冊子がもらえます(お住まいの地域によって名称は違うと思いますが、横浜市の場合には「障害福祉のあんない」です)。今確認したら、A4で154ページでした。なかなかの分量です。もちろん制度は網羅していますが、浅く広くなので、これだけ渡されても十分に把握することは難しいかも、そんな風に思います。

じゃあ、どうすればいいのか?と疑問に思うのですが、「福祉に関する情報を教えてくれたり、一緒に考えたりしてくれる相手」をどう見つけるかがポイントでしょうか。

相談支援専門員

そんな人はどこにいるんだろうか?と思われるかもしれませんが、そうした役割を担うのが、「計画相談支援・障害児相談支援」というサービスであり、それを担うのが「相談支援専門員」です。これは、2015年4月以降、障害福祉サービスの利用を希望するすべての障害児者が対象になっています。

ちなみに、厚生労働省のホームページにはこんな記述があります。

障害のある人が自立した日常生活又は社会生活を営むことができるよう身近な市町村を中心として以下のような相談支援事業を実施しています。
(中略)
サービス等利用計画についての相談及び作成などの支援が必要と認められる場合に、障害者(児)の自立した生活を支え、障害者(児)の抱える課題の解決や適切なサービス利用に向けて、ケアマネジメントによりきめ細かく支援するものです。

厚生労働省「障害のある人に対する相談支援について」より

ただ、言葉で説明するよりも図の方がわかりやすいと思うので、イメージを図にしてみました。下記をご参照ください。

ただし、実際にどのくらいの方にこうした相談支援が入っているかというと、自治体によってもまちまちです。これは、ニーズに合うだけの相談員の数が足りていないという現状があるためです。まぁ、それ以外にも理由はあると思うのですが、それは別の機会にと思いますが、何回か「障害福祉制度」について連続で書いていきたいと思いますので、フォロー頂けると嬉しいです。

今日の放送の補足はVoicyで話をしますので、宜しければVoicyの方も応援していただければと思います!それでは!

佐々木康栄

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