【SDGs大作戦! 4】 子どもとワークショップ〜「質の高い教育」について
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【SDGs大作戦! 4】 子どもとワークショップ〜「質の高い教育」について

井上 ヒロキ

我が家の小学生の二人の息子(小6&小3)と始めたミニワークショップ、題して『SDGs大作戦!』。四回目となる今回のテーマは、SDGsの目標4「質の高い教育」についてです。
どうしたら、だれもが平等に質の高い教育を受けられるようになるか、意見を出し合いました。
子どもたちにとって身近なテーマではありますが、その解決のためのアイデアとなると今回もなかなか難しいようでした。。。

作戦テーマ
「だれもが
平等に質の高い教育を
受けられるようにするには、どうしたらよいだろうか?」

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〈ワークショップの流れ〉
1.質の高い教育がなぜ受けられないのか、世界の現状を説明

2.だれもが質の高い教育を受けるにはどうしたらよいかを考える

3.自分たちに出来ることは何かを考える
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1.質の高い教育がなぜ受けられないのか

はじめに、日本では小・中学校9年間の義務教育制により、全ての子どもが教育を受ける権利を持っているが、国によって特に途上国では、学校にすら通えない子どもたちがいる現実を説明しました。

・途上国では貧しい家族のために、学校に行けずに働いている子どもがいる。
・学校があっても、先生がいなく授業が受けられない子どもがいる。
・学校が遠くて通えない子どもがいる。
・医療が遅れていたり、不衛生な暮らし、栄養不足などで病気にかかりやすく、一度病気になると治療も満足に受けられなかったりし、学校にも通えない状態にある。

など、特に途上国で質の高い教育を受けられていない現状があり、先進国との教育の格差があることを説明しました。

これらの事に対して息子たちは、図書室にある本や、ユニセフの活動を紹介する授業などを通して、ある程度の理解はあるようでした。
(私たちの子どもの頃に比べれば、もしかしたら、今の子どもたちの方が敏感にこのような情報をキャッチしているのかもしれないなと思いました。)

2.だれもが質の高い教育を受けるにはどうしたらよいかを考える

では実際、だれもが質の高い教育を受けるにはどうしたらよいか、特に途上国に対して考えてみることにしました。

〈子どもたちから出た意見〉
●勉強するための道具が必要
「使わなくなったランドセルを贈る」
「廃校になった学校の机や黒板を贈る」
(使わなくなったものを無駄にせず、エコにもつながる!)

●安全に登校できるようにする
「道路を整備する」
(ただし森林伐採など環境は破壊しないように!)
「通学用にバスを通す」

●学校を建てるためのお金が必要
「税金の仕組みをつくる」
「税金を充実させることが必要」
「税金によって学校を数多く建てる」

●学校を建てるだけでなく、先生を派遣する。

●戦争をなくして、学校に通えるようにする。

などの意見が出たなかで、特に税金の必要性を強く感じたようです。
自分達の通う公立学校に税金が使われていたり、地域の図書館も税金により建てられていたりと、税金のおかげで成り立っていることを身近に感じているために、途上国でも、税金を充実させる事が重要と思ったようです。

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3.「だれもが質の高い教育を受けるために」自分たちが出来ることとは?

日本では、あたり前のように学校に通い、あたり前のように勉強が出来る、そんな環境にいる子どもたちにとって、だれもが質の高い教育を受けるために、自分たちが出来ることを考えるのはなかなか難しいようでした。

途上国に対して、自分たちに何が出来るか。
もちろん税金の仕組みを作ることは出来ない。だったら、自分たちが身近に出来ることとして、使わなくなったランドセルや文房具など学校で必要な道具を贈ることなら、出来るのではという話に至りました。

さらに、息子たちが、途上国における学校の現状を知るきっかけとなったものとして、1冊の本を教えてくれました。
『すごいね!みんなの通学路』という本です。息子が借りてきたその本を私も読みました。
机や椅子や水を担ぎながら通ったり、はるばる遠くまで道なき道を歩いたり、険しい山道を歩いたり、世界のあらゆる通学風景が写真を中心に綴れている1冊です。

学校に通うにも大変な思いをしている子どもたち、その現実を知ると共に、さらに一歩踏み込んで考えると、なぜこのような教育環境に差が出てしまうのか、戦争や貧困がなければ、子どもたちはこんな思いもせずにしっかり勉強が出来るのではないか、などと考えさせられる1冊でした。
教育環境がしっかりしていることが、子どもの将来、人類にとっての明るい未来に繋がると、改めて考えさせられました。

最後に、今回のワークショップを通しての感想を子どもたちに聞くと、
「自分達は贅沢な環境にいる」
「勉強することの大切さを感じた」
というものでした。
世界には、学校に行きたくても行けない子ども達がいたり、学校に通うにも大変な思いをしている子どもたちがいる現実を知り、さらには教育(学び)というものが人類にとって明るい未来に繋がり、これからの将来に向けて学ぶことの大切さを考えるきっかけになれた事が、ひとつの気づきになったかなと思いました。


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ありがとうございます!これからもよろしくお願いいたします。
井上 ヒロキ
アートディレクター(DynamiteBrothersSyndicate)。「世の中にわくわくを!」をモットーに、難しいことを楽しくわかりやすく、デザインの力を通して社会に役立てることはないか日々考えております。 https://d-b-s.co.jp/