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子どもの遊びと成長。おもちゃインストラクターで元保育士がこっそり教える、おもちゃの王様は、プラステン。
王様をさがせ
![](https://assets.st-note.com/img/1706661511359-Ow1wjau3xI.png?width=800)
この記事を見る方は、お子さんがいらっしゃるか
子どもの遊びに興味がある方なのだと思います。
私も子どもがいます。
仕事でも沢山の子どもたちと遊んできたし、
友だちの子どもたちとも関わっています。
たくさんの子どもたちと関わる中で興味はいろいろだし、
発達も個人差が大きいことがわかってきました。
そして保育園の園長先生は、
子どもの発達を踏まえておもちゃを選べと言います。
保育園では、子どもの好きな遊びを通して発達を促します。
そこで、おもちゃの知識がいるのです。
このおもちゃの効果は?
このおもちゃが伸ばしてくれる場所はどこ?
発達が遅れている子に必要な支援ができるものは?と。
いろいろ調べました。
なんなら、育休中におもちゃインストラクターなる資格もとってみました。
そこでは、日本グッド・トイ委員会なるものが存在していることを知りました。さらに、グッド・トイを扱っているお店を調べました。
このお店のおもちゃ博士、相沢康夫さんの本を見つけました。
![](https://assets.st-note.com/img/1706662997631-kYTX5MfUq0.png?width=800)
!?
下の方に書いてありました!
おもちゃの王様って。
確かにこのおもちゃ有名で、保育園にもありました。
なるほど、これがキングオブおもちゃ。
よし、(ちょっと高い出費だけど)買ってみます。
我が子にも試しましょう。
我が家での遊び方
我が家にプラステンが来たのは、
息子が2歳ぐらいの頃だったかと思われます。
その頃は、ごっこ遊びブームでした。
アンパンマンになりきったり、
クイックルワイパーを持ち出し、母の掃除の真似をしてみたり、
途中からそれがギターになり、アンパンマンの曲を熱唱するという行為へ。
(まぁ、これも面白い)
もちろん、ままごとも楽しんでいました。
そこに、プラステンが登場しました。
おさらにプラステンを並べて具材代わりに遊んでいましたね。
付属のひもを使って、ひも通しもします。
サイコロは2歳だとよくわかっていなかったのでしまいました。
弟が産まれて、ちょっと赤ちゃん返り気味の長男だったので
新しい風を入れました。
夫が、段ボールと新聞紙で即席のスロープを作ってくれたので、
そこをプラステンの丸を縦にして転がす遊びを楽しみました。
丸みを帯びたものが転がるのが好きなお年頃。
ついでに、弟の追視の特訓に。
(モノをきちんと目で追うか黒目の動きチェック、
普通の人はこんな見方しません)
お風呂に入って「1・2・3~」と数えれるようになってきました。
数遊びで、プラステンを並べて数えてみよう!
「1・2・3・4~」
このおもちゃは名前の通りテン=10個ずつあるので、合計50個。
さすがに、この当時はすべて数えられませんでしたが、
これを数えられるようになった頃にしんみりと、
「あぁ、あの時は数えられなかったのに、大きくなったわ」と
親が思い出すためのお遊びです。
大変です!
ハイハイしていた弟が立ち上がり始めました。
これは嫌な予感です。
まさか、ドーナツと間違えて口にいれてしまうのかー。
おぉっと、すべてのプラステンをぶちまけたー!
リビングにいろとりどりのドーナツが広がっていきます。
というか、その他のおもちゃもひどい有様です。
母親が必死に探索しました。
……。
なぜか、なぜかわかりませんが
青いあの子が旅に出て行ってしまったようです。
ひっそりと1つだけ足りないプラステン。
後日、カーテンレールに挟まっていたところを救出されました。
(こういう事件が多発し、母はそっとしまう)
たまーに思い出したように、出してみると
色違いにしたり、しましまを作ってみたり、
〇を机に並べて大きな丸にする感じで遊んでいます。
ふむふむ。よしよし。
5歳ぐらいになれば、ルールがわかるようになるので、
ビー玉を導入してみます。
〇を直線に並べてすごろくのラインをつくり
ビー玉を駒にして遊びます。
付属のサイコロをつかってゲーム開始。
ようやく、サイコロの出番になりました。
(かれこれ4年も1つのおもちゃで遊べば、
高かったあのお値段も悔いはない!)
手先が器用になってきたら、〇をおもしろい形で積んでみます。
これは、大人でもちょいムズイ。
![](https://assets.st-note.com/img/1706664680242-UCYYeYBzAq.png)
私は、木のおもちゃが好きなので現在テレビボードに飾ってあります。
そう、インテリアとしてもかわいい。
そして、現在小学生。
この記事を書くために久々に取り出してみて私が触っていると、
昔リビングで派手にやらかしてくれたあの弟が
おもしろそうに近づいてきました。
ここで提案。
「今日はどうやって遊ぶ?」
付属のもう1つのサイコロは色のサイコロです。
6つの目には、プラステンと同じ色の赤・青・黄・緑・白と、
そこにはない黒があります。
そう、プラステンは5色なのに、なぜか黒色が混じっているサイコロ。
これを小学生はどうとるのか?
「じゃあ、僕はこれの赤と青ね。お母さんは緑と黄色。
白は使わない。サイコロは2つで~」
どうやら、対戦ゲームです。
持ち駒2色、合計20個の〇を早く棒にさした方が勝ち。
サイコロを2つ振って、出た目の色と数を入れます。
相手の色が出ても、相手には入れられない。
「黒はどうする?」と聞くと、
「黒はー、何でもOK。えっとね、例えば3が出たら
黄色1つと緑2つでもいいってこと!」
なるほど。OK。
さぁ、ゲームスタート。
……。
なんと、運のよい母の圧倒的勝利!
わーい!とわざと手をあげて、
大人げなく勝ち逃げをしてあげました(笑)
彼は、「えー!!もう1回!」と文句を言っています。
母がのほほんと皿洗いに逃げたため、
1人で、「よし、次は黒を~」とルールチェンジをして
試しゲームをやっています。
こういう事ですよね。
プラステンが王様って言われるのは。
つまり、ひつまぶし
プラステンは、子どもの発達とともに遊び方が無限大。
小学生でも創意工夫をして楽しめるおもちゃ。
すごくないですか?
多分、木のおもちゃのトランプみたいな位置だと思います。
ちょっとマイナーだけど(笑)
トランプはあのカード1つで、神経衰弱もババ抜きもポーカーもできます。
1つで2度、3度おいしい。
おそらく、名古屋名物”ひつまぶし”的な魅力があります!
(いや、トランプの方が格段にアレンジ力は高い)
あぁ~。そっか。
プラステンはひつまぶしなのかもしれません。
ちょっとお高いけど、おいしくて何回も味を変えつつ、思い出に残る味。
あ、名古屋にお越しの際は熱田神宮近くの有名なこちらへどうぞ↓
(私は食べたことないので、まわしものではありません)
![](https://assets.st-note.com/img/1706666204635-zmNoIeqdnI.png)
はい、問題です。
「おもちゃの王様ってなーんだ?」
「わかった!プラステン!」
「ぶっぶっー。答えはひつまぶしでした!」
「なんでやねん!」
だってね、それぞれの地域でその子にあった
ひつまぶしを探すことが大事だから。
それは、私じゃなくて、あなたの仕事だから。
ひつまぶしを1人で食べても、2人で食べてもいいけれど、
みんなで食べるともっともっと美味しくなって、
感謝できるかもね。その方が幸せだと思うよ。
だから、プラステンは1つの答えだけど正解じゃないよ。
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