川遊びを通して学ぶ川の危険と対策
今日も良く晴れました。川遊びをするには心地よい天気です。こどもたちは夏休みに入ってこのキャンプの川遊びの時間をとても楽しみにしていました。ボランティアのみなさんが安全に配慮してくださる中、安心して遊ぶことができます。
川遊びによる事故
川遊びも防災の観点から見ると重要な学びの一つになります。川に入って水遊びをしながら、川の危険について学びました。いつもは気にしないところを気を付けることで、こどもたち自身も様々なことに気づき、新しい発見があったようでした。
川の流れが一見穏やかそうに見えたとしても、岩や石、地形、深さなどの影響で流れが急激にかわります。この川なら自由に遊ばせていても大丈夫・・・と思っていたのに急に姿が見えなくなるということもあり得ます。
厚生労働省による「人口動態調査」を見てみますと、平成28年から令和2年の5年間で溺死による死亡事故、特に14歳以下のこどもの溺水による死亡事故は不慮の事故の死因の上位に入ります。交通事故などと同じほど頻繁に起きています。
こどもたちに水の危険についても知っておいてもらうことはとても大切です。
川遊びをするための注意事項と対策
水にぬれても良い服装をして着替えも準備。かかとのある滑りにくい履物を履きました。ライフジャケットのつけ方をみんなで練習して着用しました。ライフジャケットは自分にぴったりのサイズのものを選ぶことが大事。準備万端で水に入ります。
空を見るととても良い天気。でも山の天候は目まぐるしく変わることがあり、突然雨が降り水かさが増すということもあるので天候にも注意を払います。
魚がいっぱい泳いでいる!
夏のこの時期に水に足を入れると本当に気持ちが良い!山の木々の間を風が抜けるサラサラという音もとても心地よく聞こえます。心地よさにひたっていると目の端に何かが横切るのを察知!よく見ると魚がたくさん泳いでいます!ニジマスやイワナなど捕まえてボランティアの方たちと魚の種類について考えます。この魚はなんていう魚かなあ?食べられるの?
コミュニケーション能力を高めることは災害時に周りの人と助け合うのに欠かせません。助け合い意見交換をしあいます。
川には危険がありますが豊富な水と美味しい空気があり活かせる資源もたくさんあります。災害時に私たちを助けてくれる資源が豊富にあります。川は私たちが生きていくのに必要なもの。上手に自然と付き合うことによりこどもたちに生きる力を身につけてほしいと思います。