誰にでも簡単にできる!カラダの声の聴き方!〜体調・体質に合っている食材か見極めよう♪
東洋医学では、カラダの状態を詳細に見ることで『体質』を判断します。その上で、鍼灸治療、または漢方の処方、薬膳、気功などの様々な手法でその問題へとアプローチします。ですので一般的な『頭痛』『カゼ』『腰痛』『夜尿症』などといった「病名」で治療法を決定することはありません。
一言で言うなれば「カラダの声を聴く」というものです。その方その方のタイプに合わせた対策を打つのです。なので、私たちの目からみて巷にあふれるプチ健康情報は「それ、あなたには合いませんよ(汗)」なんてこともしばしばありまして…。
■例えば、こんな経験ありませんか?
カラダの声というと何かとても大変なことのようですが、例えばこんなご経験ありませんか?
・ナツメとクコの実を食べたらドライアイが改善してきた。
・ただの白米ではなく少しハトムギを混ぜてみたら、雨の日の偏頭痛が和らぎました。
・梅雨時にオススメと言われたトウモロコシのヒゲ茶でむくみが改善した!
という嬉しいお話の一方で…
・ チョコレート食べると頭痛が出やすい、もしくは下痢や便秘になる
・ 決まった乳製品や乳酸菌飲料を飲むと、お腹が痛くなる
・ 赤ワインを飲むと便秘する
・お水を毎日○リットル飲むと美容に良いと某芸能人が言ってたから真似して飲んだら浮腫んだ
はい、この良いものも悪いものもみんーーーな、カラダからの声=サインです。そう、ズバリ「私のカラダに合うよ・合わないよ」の合図なのです。
■乾燥にオススメ食材『白のすりごま』が、なんと!?
ちょうど良い症例があったのでご紹介します。
私自身もオススメをしている、乾燥が気になる時の食材の一つ『白のすりごま』。
そちらを実行してくださったお肌の乾燥を気にされている患者さまから、こんなお問い合わせをいただいたんですね。
「元々毎日快便だったのがより一層快便で、午前中3回もトイレに行く様になりました。しかし、排便後に疲れてしまいます。しかし!肌の調子はすごく良いです。このまま続けても良いのでしょうか?」
便は快調、肌の具合もよくなった…けれども、排便後に疲れる。これ、結論から申し上げると、『量を減らしてね』というカラダからの合図です…!
薬膳的に、白ごまには大腸を潤すパワーがあり、それによって身体の余分なものを排泄させる作用があります。ので、乾燥が原因の便秘でお悩みの際には非常に良く、また、皮膚の乾燥や肌荒れにも効果があるものです。
今回の場合、排便後の疲れ=東洋医学的に申し上げると『目に見えぬエネルギー=気』までも一緒に出てしまっている!つまり出過ぎた!という状況に陥っているんです。しかしお肌の乾燥には効果を示してもいるんですね。
量を伺うと、毎日大匙2杯…大盛りで召し上がっていました。とりあえず大匙1杯に減らして様子を見てもらい、カラダの様子を見ていただくと丁度良い状態になったのでした。
■ちなみに黒ごまが役立ったお話はコチラ
先にあった白いすりごま、これ、黒ごまでは作用が違うため『乾燥による便秘』『お肌を潤す』の効果効能はさほど求められないんですね。
(ここ、東洋医学・薬膳の面白いところ!)
で、夜のおもらしが気になるお子さまへのオススメ食材として使用、お灸も併用したお話がこちらのブログにあります。
ごま繋がりでご紹介いたしますね笑。でも結構驚きの効果なので…こちらのnoteでもまた詳しく語るかもしれません。
■好不調を知ること=カラダとの会話
毎日の食事や運動、生活習慣、仕事を通して、「あれ?これやると具合がいいかも!」とか「ん?この動きをやると痛みがひどくなるかも?」など、お子様やご自分の身体の様子を観察する。何かいつもと違うこと=変化があったら何がその原因になりうるか振り返ってみましょう。
例えば、○○菌飲料を止めてみる ⇒ お腹痛くなくなる ⇒ また飲む ⇒ やっぱり痛くなる・・・この「やっぱり」が起きた時に犯人がわかりますね。この場合は○○菌飲料!こうした検証、結構大事です。
そして食がいかにカラダに影響しているか…そこもとても大切なお話になるので、立ち上げたお勉強会のオススメをさせていただきますね。
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