そうだ、公認会計士になろう①

簿記2級を受けた時の話の続きです。

◆大学に入った

大学に入ったとは言っても、エスカレーター式の付属校だったので、一定程度の成績を修めていれば高校から希望の学部へ進学することができました。

そのため、センター試験や二次試験を受けずに大学に入学することができました(今思えば国立・上位私立に行っておけばよかったと後悔している。やっぱ頭いい人多いし、話面白い。なお、国立・上位私立へ入学できるだけの学力があったかと聞かれると耳が痛い。)。

私は経営学部に進学したのですが、その理由は公認会計士講座を学内で開講してくれるという素晴らしい環境があったからです。

経営学部は山を切り開いて作ったキャンパスにあったので、資格学校の予備校までの移動時間がかからないので非常に効率的だと思い、迷わず高校の学部選択の際に経営学部を選びました(ちなみに、大学は京都にもキャンパスがあり、そちらの方が確実に実家から近いので、別の学部を選択して京都のキャンパスに行っておけばもう少し経済的負担は減らせたのではないかと今では思います。)。

経済合理性を追求すると上記のような考えができるのですが、当時は自分の希望していた学部に進学できたこと、これから公認会計士の学習に3年は費やすことを覚悟していたので、特段そのあたりのことは考えていませんでした。

◆大学生らしい生活

とはいっても講座が始まるのは12月からだったので、入学してから約10ヶ月は何もすることがありませんでした。月並みですが、この期間は大学生らしい生活を送っていました。

具体的には、1回生のゼミで一緒になった友人(Y.N君、G君、Y.I君の3名。皆元気かな。)とスーパー銭湯に行って語り合ったり、下宿している友人宅(主にY.N君の家)に集まり、美味しいものを食べたり(Y.N君、彼は料理が非常に上手でした。ナツメグ入りのハンバーグの味は未だに覚えています。)、テスト前に一緒に徹夜で勉強して朝から試験を受けに行ったりと、充実した生活を送っていました。

同時に、学校の資格センターが開催している公認会計士基礎講座といった講座も受講していました。内容としては、論理的思考力を身につけようといった内容で、公務員の試験で出てくる数的処理の問題をやって講師が解説するといったものでした。

その講師の方は、根岸さんと言い、今でも印象深く頭の中に焼き付いています。知識の広さがハンパない方で、あそこまでいろいろ知っている方は僕の人生の中で他に出会ったことがないです。最も尊敬する人のうちの一人です。

◆夏休み

夏休みは本読むことが多かったと思います。
大学生の夏休みは約2ヶ月あるので、その間は主に文学を読んでいました。
(根岸さんが高校生か大学生の頃、文学と歴史は何とかしておかないといけないと思ったとの話を聞いて影響されました。)

そのころ読んだのは、金色夜叉、浮雲、それから、門、痴人の愛といった近代文学が多かったです(あまり読めていませんね。加えてジャンルが偏っている。)。

旅行と言えば親戚が住んでいる三重に行ったくらいで、特段遠出した記憶があまりないです。
中学・高校で旅行する友達は数えるほどしかいなかったので。もう少し友人関係を大事にすればよかったと思いました。

◆一人暮らしさせてください

そんなこんなで夏休みが終わり、あと数ヶ月で講座が始まるといった時に、親にあることをお願いしました。「一人暮らしさせてください」

これは、講座のスケジュール・実家から大学への移動時間を考えた時に導き出された結論であり、決して遊ぶためにお願いしているわけではないと親に説明しました。

親からするとあまり良い気持ちにはならなかったと思います。
実家から大学は決して通えない範囲ではなかったですし、自分の都合で高校卒業して1年も経ってない人間を一人で暮らさせるからです(しかも親の金で)。

京都のキャンパスに行っていれば上記のような問題は発生しなかったでしょう。
何とかお願いして一人暮らしをさせてもらえることになり、11月頃から大学の近所に住ませてもらいました。

今振り返ってみると、一人暮らしは経験させてもらってよかったと思います。

次は講座が始まってからの話を書いていこうと思います。

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