東京芸大卒業で油絵を専門にしている画家です。機会を待って23年間筆を置いてきました。やっと筆を取る機会が生まれたので作品の意図について詳細に書きます。Fingertip spec…
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Fingertip spectacle! Draw a line. 作品解説Tips 7「油絵を描く意味を知らない、見いだせない、指導できない人間を芸大美大の油画専攻の教官に据えるな」
私は「油絵を描く画家」です。そして「絵を描かない画家」の2枚看板で商売させてもらっています。
まず、「絵を描かない画家」は「絵なんか描いていてもしかたがない」といった指導が東京芸術大学の油絵を描く油画専攻でなされる状況について世の中に伝えるための看板です。油画専攻の功罪は油画を描かせないにも関わらず油画を極めようとする学生を入学させ続けている点です。本来であれば油画専攻を整理し募集を停止するのが
Fingertip spectacle! Draw a line. 作品解説Tips 6「絵の世界は宇宙です。私にとって線は現実。人の大切な手元の世界に不用意に踏み込まないようくれぐれもご注意を!!」
人間の手元の世界には無限の宇宙があります。その宇宙は私の場合絵画の制作と繋がっています。
私の絵画はつまり宇宙です。すごいでしょ。
私の制作のモチベーションは幼い頃に家にずっとひとりでいた頃の手遊びから来ています。私を癒やしたり、時間をもたせたりするのは手遊びです。他所様からはネグレクトの家庭の小汚い子供の手遊び。くだらないと言われるかもしれません。事実、私自身と私の作品は高尚なものではありませ
Fingertip spectacle! Draw a line. 作品解説Tips 5「絵を描く時の呼吸」
ゾーンとか、フローの概念からすれば、成功体験を繰り返していけば、体はその作業の手順にかかる全身の神経、筋肉の働きを自然に、勝手に記録していると言える。
美学的に言えば、絵の具を置いてできた絵肌はマチエールといって、ただ単に綺麗に塗られていいるものではなく、ただ単に再現するために塗られているだけでなく、独自のルールを決めて、そのルールをしっかりと守りながら塗られる。塗りは成功体験を繰り返せば知らな