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コロナウイルスによって働き方を変えざるを得なくなった

クルーズ船や市中感染、小中高の一斉臨時休校、TDLの臨時休園、確定申告の延長など、私たちの生活にも多大な影響を及ぼしているコロナウイルス。ウイルス自体についてや、背景、今後の展開などは有識者に任せるとして、影響により一時的にでも変化している働き方について触れてみます。

職場に行くのは時間を無駄遣いだということが分かる

PCやスマホ、タブレットなどのデバイスを使用しない職種の方が希少になった昨今で、お店や現場に行く必要のある職種以外の多くは、言ってしまうと職場に毎日出勤する理由が見当たらないということです。
例えば「株式会社○○」営業職の一日を想定すると
  8:00 自宅発
  8:30 出社、掃除、メール確認
  9:00 朝礼、ミーティング、資料整理
  9:30 会社発
10:00 クライアント打ち合わせ(2時間)
12:00 昼食
13:00 クライアント打ち合わせ(2時間)
15:30 会社着
16:00 会議
17:00 提案書、見積書作成
18:30 退社
19:00 自宅着
だとしましょう。まぁありがちです。
会社にいるのは8:30~9:30の1時間と15:30~18:30の3時間、合計4時間となります。打ち合わせはさておき、在社時の半分は事務作業だったり、残りの半分は本当に必要なのかも分からない朝礼やMTG、会議だったりします。加えて通勤に往復1時間、クライアントの往来で1時間の合計2時間の移動時間です。休憩含め会社に拘束された時間は8:00~19:00の合計11時間、通勤時間がもっと長い方は一日の半分は会社のために時間を使っていることになります。理想の睡眠時間8時間を引くと残り4時間。国立社会保障・人口問題研究所「全国家庭動向調査」によると、家事に掛ける時間が主婦で4時間23分ということで、フルタイム勤務で定時で帰っても自由時間が一切ないということになります。だから結局睡眠時間を削るしかなくなるんですね。あっ、ちなみに夫は平均家事時間37分なので3時間30分ほど自由時間があります…

仕事時間を見直してみる

まず、通勤時間が無駄です。もちろん会社に行く必要があれば別ですが、ここで1時間(人によってはさらに)削減できます。で、会社での書類作成やMTG、会議もWEBサービスを利用すればどこでも可能になります。クライアントとの打ち合わせも相手の理解があればWEB打ち合わせも可能でしょう。するとクライアントまでの移動時間も1時間削減。移動時間だけで2時間。MTGなども行動予定くらいであればWEBサービスや社内システムなどで確認できますし、重要事項の確認はWEB会議でまとめて行うこともできます。帰社してから会議までの何待ちか良く分からない時間も合わせて1時間の削減は可能かと。あとは感覚値ですが、WEB会議や打ち合わせをすると余計な挨拶や雑談、参加者一斉の休憩などもなく、本題を話すことができるので、会議、打ち合わせ自体も短くなりやすいと思います。よって社外及び社内の打ち合わせも全体で1時間捻出。
まとめると移動で2時間、MTGや朝礼、無駄な時間削減で1時間、会議、打ち合わせで1時間、合計最大4時間は削減できることに。すると家を出発してから帰るまでの11時間(8:00~19:00)を7時間(10:00~17:00)に短縮しても同じタスクをこなすことができてしまいます。これは大きい。まだ明るいうちに仕事が終わってしまいますよ。余った時間で明日の仕事をするのも良し!勉強に充てても良し!自分の時間に充てても良し!家族の時間に充てても良し!ぐっすり寝ても良し!

テレワークという言葉が一気に浸透してきている

コロナウイルスの影響により家電量販店で特設コーナーができ報道されるほどテレ(リモート)ワークという言葉が広がっています。すでに行っている人にとっては当たり前のことでむしろ「いまさら感」がありますが、本当不思議な現象だったと言えます。なぜかというと年代にもよりますが、スマホの所持率は2019年1月時点で85%を超えており、インターネット普及率もほぼスマホ同様の中で、テレワークの普及率はここ数年15%前後を推移しきました。ということは今までもほとんどの人がテレワークができる環境はあったのにしていなかったことになります。「できない」のではなく、「していない」のです。慣習や常識って恐ろしいですね。今はある意味テレワークを「しなければならない」状況なので、クライアントや顧客との打ち合わせ、会議もWEB打ち合わせが当たり前に変わるタイミングなのかもしれません。

良いことばかりではない

物事には一長一短が必ずあるように、テレワークにもデメリットはあります。会社員は当然ながら仕事を会社ですることを想定した家に住んでいる訳で、余程広い家に住んでいない限り、仕事部屋や書斎に成りうる部屋ありません。部屋とまでいかずとも、ちょっとしたデスクやカウンターがあればまだいいのですが、ない家も当然あって、ダイニングテーブルやリビングテーブル、子供机などでの仕事を余儀なくされます…。これは意外と本人も家族もお互いしんどい。子供がいるとどうしても賑やかになりますし、家事の音などの生活音や家族の気配などで仕事に集中できる環境とは言い難いものです。通常時なら家で仕事をする環境がなくても近くのカフェやコワーキングスペースなどを利用することも一つの手段ではありますが、市中感染が騒がれている中でそれも避けたいものですよね。完璧とは言えませんが、すぐにできる対策として日中は寝室、夜はリビングなど時間帯によって部屋を変えたり、ワンタッチテントなどで自分の空間を作ってしまってもいいかもれません。

今日はここまで。

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