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パラレルキャリアが向いている人

メディアでも注目されるようになった「パラレルキャリア」。そもそもパラレルキャリアとは何なのか。実際どんな人に向いているのか、言葉は聞いたことはあるけれど、実際はどんな働き方なのかをご紹介します。

そもそもパラレルキャリアとは

一言集約で「本業をしながら主体的に社外活動をすること」です。まず、メインとなる仕事を持っている事が前提で、主に会社員という方が多いかもしれません。副業を推進している企業も多く、だいぶ副業という言葉に馴染みも出てきましたね。キャリアというのはビジネスシーンだけを指すものではなく、NPOやボランティア、主婦など広義であり「人生を豊かにする」ことを第一義です。

本業の先に見るビジョンがある人

本業の事業で目指すビジョンはあるけれど、到達までまだ時間が掛かりそうな場合もあります。企業では難しくても社外で目指すビジョンにフォーカスした事業を立ち上げたり、同じビジョンを共有できそうなNPO法人などに関わることで、本業との相乗効果を図ることができます。NPOなどの非営利組織は行政や大企業とタイアップしやすく高いレベルで事業を行うことができますが、経営資源が不足しがちです。そんなときに本業があることで非営利組織をサポートしつつ、営利組織では入り込めないような組織やキーパーソンとのコネクションができるようになるため、お互い良い関係を築くことができるでしょう。

独立を考えている人

実践でビジネスを学べる方法として有効です。詳しくは会社員だからできる起業準備があるに譲りますが、対象となる事業で独立を考えていたり、テストマーケティングしてみたり実践目的には汎用性があります。

頭の回転が速い人

頭の回転が速い人は、物事の共通点を見つけることに長けていることが多く、本業と副業の相乗効果を作りやすい人と言えます。些細なことから副業のリソースを本業で活かしたり、本業で必要な人材を副業で見つけてくることも難なくできるでしょう。本来、日時で本業と副業の取り組みを分ける方が多いのに対し、本業の上司へ副業をするメリットを伝えるのが上手く、本業の勤務時間中に副業を取り組むことも難しくないはずです。
また、頭の回転が速い=マルチタスク能力が高いことも挙げられます。パラレルキャリアは本業に副業を加えるわけですから必然的にタスク量が増えます。それでも混乱せずにやっていくためには、優先順位をしっかり決め、取捨選択をその都度瞬時に行うことで、以前とそこまで変わらない時間と労力でできてしまうかもしれません。

飽きっぽい人、新しいもの好きな人

すぐ新しいものに目移りする方や、一つのことが長続きしない新しい物好きな方に有意義な働き方です。単調な日々に満足できなくても日々進捗が見えたり、本業との接点を構築したり日々やること満載です。特に事業立ち上げは普段業務としてルーティンになるような事はなく、新しいことの連続です。事業コンセプトや事業名、ホームページ、集客手法、マネタイズ方法、管理方法など、ルーティン化するための座組を整える過程なんてたまらなく新鮮さを感じるのではないでしょうか。一通り完成したものを実行するよりも何もないところから作り上げる方がワクワクするのもこのタイプですよね。

隙間時間を有効活用したい人

忙しい日々を送っている方でも必ず隙間時間はあります。仕事中一瞬たりとも隙間時間がない人も珍しいので、そういった時間を利用して本業ではマネタイズできない得意分野を副業にしたり、情報発信してインフルエンサーになったりするのは非常に有益です。スマホ一つで出来ることは限りなく無限にあり、隙間時間でさまざまな分野でのコンテンツホルダーにも、投資家にもなることができます。

育児しながらキャリア形成したい人

育児と仕事は性質が違いすぎてバランスを取ることが本当に難しい。特に出産後の女性の働き方が不安定になりがちです。認定保育園に預けようと思うと、就労証明書が必要になる=育休制度がある会社勤務か自営業でない限り認定保育園は狭き門となります。「働きたいから預けたいのに、預けるためには働いている証明が必要」と、ものすごい矛盾が発生します。そもそも「産休」「育休」という言葉自体、仕事がメインで出産育児がサブにような位置づけにしています。比較しようのない対象ですが、どちらも欠かせないものであり、そんな時にパラレルキャリアという考え方は経済的にも精神的にも豊かな生活をもたらしてくれます。

すべての人

「主体的に社外活動を行う」ということが軸ならば
・地域活動に貢献する学生
・兼業農家
・ボランティア活動をする経営者
・子供たちのスポーツコーチをしている会社員
・デザイナーの主婦
・料理が得意なフリーター
・ソロキャンパーの公務員
・サラリーマン投資家
など、本業以外で自分の好きなことに打ち込んでいる人は必然的にパラレルキャリアを持っていることになります。今は趣味でもマネタイズできる時代です。組み合わせは無限で、何が良い悪いもありません。人生を豊かにする方法として、今までなんとなく打ち込んでいたものを整理して、本業との相乗効果は図ってみてはいかがでしょうか。

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