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会社員として当事者意識を持つには

会社員の仕事は他人事になりがち。担当は自分だとしても、どこかで会社の仕事だしな…と投げやりになることはないでしょうか。超真面目で責任感のある方を除き、多かれ少なかれそういった場面はあるはず。これから働き方改革により、非正規雇用と正規雇用の待遇差も徐々になくなり、外国人労働者やAIが日本各地に浸透してくると、いよいよ経済格差が広がっていきます。「正社員だから安泰」などと近い将来、歴史の教科書にでも載りそうな過去の名言に酔いしれている暇はなく、肩を叩かれる前に代替えが効かない人材になっている必要があります。そのためには経営者同等の当事者意識を持って仕事をすることが前提となります。「あ、コイツとなら会社の将来を一緒につくれそうだな」と思われる存在になっているとしたら、所属している企業のみならず、さまざまな場面で引く手あまたな人材になっているとも言えるでしょう。そんな存在になりたいけど、他人の会社でどうやって経営者同等の意識を持てばいいのか、手軽に始められる順番に並べてみました。

1.やることを宣言してしまう

会社から求められる成果は然ることながら、自分なりの計画を自発的に作り、宣言してしまうのも一つです。「やれるかやれないか」ではなく、「やるかやらないか」の状況を自分で作ってしまうことですね。人間追い込まれたら結構なんでもやります。もはや当事者意識とかのレベルではないですよね。当事者ですから。会社の中でもいいし、取引先でもいいし、顧客でもいいので、とにかく会社の利害関係者を巻き込んで企んでみましょう。

2.社外の組織(個人)と連携してしまう

イベントでもプロジェクトでもいいので、あなた主導で社外の組織や個人と連携してお互いプラスになる事業があるなら積極的に進めてしまうのも一つです。自分で仕掛けた事業です。そう簡単に引くわけにはいかなくなります。最初は何をすればいいのか、どう進めればいいのか分からないこともあると思いますが、自社の弱みと先方の強み、自社の強みと先方の弱みなどを分析することでお互いのリソースを上手く活用できる事業がきっと思いつくはず。笑われるかもしれないとか、失敗したらどうしようとか起こってもいないことで足踏みするのではなく、笑われても失敗してもいいので、動くことが大切です。恥をかいたり失敗したら次回の糧にすればいいだけ。

3.会社にメリットのある副業をしてみる

個人のWEBサイトやブログ、SNSだったり、行政や公共機関などとタイアップできる非営利組織だったり、海外に人脈だったり、あなたの廻りには会社として望むリソースが結構あるかもしれません。会社では畑違いの部署にいても社外なら関係ないですし、副業での集客力や人脈が本業に活かせることもあります。そもそも副業でそれだけの力があるのなら独立してもやっていけるのでしょうけど…。

4.自分で会社を立ち上げてみる

継続できるかどうかはさておき、誰でも会社をつくることはできます。副業で個人事業を始めても、NPOを始めとする非営利組織に属してもいいのですが、法人を作ることで会社の見方が変わります。会社はだれでも作ることができますが、資本金を準備したり、定款を作成したり、法務局に足を運んだり、法人というものがどのようにして出来るかを身を持って経験できるわけですし、一年間経営してみることで決算まで一通り経験できるわけですから本業の会社の見方も確実に変わるはずです。今まで文句ばかり言っていた所属会社もよく考えると、自分では到底用意できない資本金だったり、事務所を構えたり人を採用したりする体力、銀行や取引先から得られている信用など挙げればキリがありませんが、何もないところから法人を作ることによって会社の捉え方も仕事の取り組み方も変わっていきます。

(番外編)枠の中で着々と成果を上げる

突飛な才能があるわけでもなく、派手なこともしない、でも与えられた枠の中で着実に成果を上げる人は重宝されます。当事者意識があるかどうかはさておき、泥臭いことも日々淡々とこなしていける人は運営を任せたくなる人材です。会社で抜きんでるということですが、これは先に紹介した4つより大変なことかもしれません。実力も然ることながら社内政治なども関係してくることもあります。責任感だけでやれているならそれはそれで素晴らしいことですが、気を付けないといつか身体を壊すことになるかもしれません。ある意味替えの効かない人材ではありますが、それは社内だけの話であって、どこでもやれるかどうかは別問題と言えます。ただ、当事者意識を持って成果を挙げているなら相当な武器になります。もし、転職や独立することになったとしても現在所属している企業の実績を堂々と話ができるでしょうし、ある程度名が通った企業ならなおさら信頼の株は上がりますよね。

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