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家族に苛まれるGさんに”猫のおばさん”ガッツリお返事

「いったい、わたしの何が悪いのか? どうすればいいのか?」と
家族関係に悩むGさんのご相談
"猫のおばさん" が ガッツリ、とことんお答えします

 ご両親は、子どもたちのなかで只一人しっかりして頼りになるGさんにさんざん負担をかけながら、それを認めて感謝するのが、悔しいのではないかと思います。Gさんを見ていると、自分たちや他の子どもたちの現状が惨めに思え、やりきれなくなるのかもしれませんね。Gさんに遠慮なく頼りながら、八つ当たりしているような気がします。これでは、たまったものではないですね。
 お父様の〈教育虐待〉に耐えながら、Gさんは本当によく頑張ってここまで来られました。きっと底力のある方だと思います。
 Gさんは、社会的に立派に自立しているのですから、さっさと家を出てご自分の人生を歩まれるのがベストだと、誰もが思うのではないでしょうか? でも、Gさんがそうされない、あるいは、そうできないのは何故なのか、一緒に考えてみたいと思います。
 Gさんは、地元の大学へ進み、そのうえ、就職に際して、地元で地方公務員になられました。同じ地方公務員になるなら、せめて、少し離れた土地を選んでいれば、多少は「家離れ」「親離れ」が出来たのかもしれませんが……。
 Gさんは、これまでずっと、「家」中心・「親」中心の生活を送ってきたので、「個人としての自分」を生きる機会がなかったのではないでしょうか? 一般に、思春期~青年期には、親や家よりも、同性代の友人との関係の比重が重くなり、少しずつ「親離れ」「家離れ」が進むものですが、どっぷりと親や家に縛り付けられていると、その“重石”から抜け出せず、別の世界に移って行けないのも無理からぬことに思われます。「真面目な良い子」「責任感の強い子」「周りに配慮する子」ほど、そうなりがちです。こころが“ヤドカリ”のように、いつも“家を背負って”歩かざるを得ないような気がします。
 Gさんはきっと、『わたしは親や家が好きでそうしていたわけではない。どんなにか、逃げ出したかったことか……』と言われるのではないでしょうか? でも、〈教育虐待〉とは、「鳥に『誰よりも高く飛べ』と要求しつつ、グシャグシャに羽根を切ってしまう」ようなものだ、と私は思っています。Gさんは、切られた羽根でも力を振り絞って何とか飛び立てましたが、弟さんはそれが出来なかったのでしょうね。私は、弟さんのことも気がかりです。
 Gさんは、すぐには家を出る決心はつかないと思います。
 それならば、形は家に居るままで、「こころの自由度」を高めていく試みをされては如何でしょうか? ご両親とは違う感性や価値観を持った人々と話をしてください。ご自分のことを話すのは難しいかもしれませんが、 まずは「引きこもりの弟さんの相談」というテーマで、どこかのカウンセリング・ルームのドアを叩いてください。ネット検索すれば、おそらく、行政が主催する無料の相談機関があるはずです。「弟さんにどう対応したらよいか」について相談するうちに、きっと、ご自身がどうすればよいかというテーマにリンクしてくることと思います。
 相談に行くことをご両親に伝える必要はありません。いずれは、ご両親も相談に行っていただきたいと思いますが、今は、Gさんだけで動き出しては如何でしょうか?
 Gさんと弟さんのご健闘をこころより祈念しています。

さぁ 
Gさんが「弟さんの対応」について相談機関を訪れる
その行動が最初のステップなんでしょうか
家族の問題は繋がっていて
芋づる式にGさんご自身のテーマへと移っていくものなのですね

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Gさんが親元、ご家族の元を離れない その訳。。。

グチャグチャに切られた羽根で力を振り絞って飛び立てた今
どうぞ その痛めた羽根を手当してあげてほしいですね
そして しなやかな姿で大空を飛び回れる日を願っております
弟さんを含め、ご家族それぞれの大空を。。。

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