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DTM音楽 (クラシック)

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【のまにまに DTM Orchestra】の クラシック
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2021年3月の記事一覧

序曲『1812年』
変ホ長調 作品49は、
ピョートル・チャイコフスキーが
1880年に作曲した演奏会用序曲。
タイトルの「1812年」はナポレオンの
ロシア遠征が行われた年である。
大序曲『1812年』、
荘厳序曲『1812年』、
または祝典序曲『1812年』
などと呼ばれることもある。
チャイコフスキー自身は決して
精魂を込めて書き上げた作品とは
受け止めてはいなかったものの、
歴史的事件を通

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スラヴ行進曲
(英:Slavonic March)
変ロ短調作品31は、
ピョートル・チャイコフスキーが
作曲した演奏会用行進曲。

1876年6月、
オスマン帝国軍によって
セルビアのスラヴ人キリスト教徒が
多数殺害された事件に際して
多くのロシア人は殺害されたスラヴ人たちに
同胞としての同情を感じ、
セルビアへは義勇兵が援軍として赴いた。

チャイコフスキーの親しい友人であった
ニコライ・ル

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『我が祖国』は、
ベドルジフ・スメタナの
代表的な管弦楽曲で、
1874年から1879年にかけて作曲された
6つの交響詩からなる連作交響詩。
第2曲『ヴルタヴァ』(モルダウ、バルタバ)が
特に著名である。

各楽曲の初演は
1875年から1880年にかけて、
別々に行われており、
全6作通しての初演は1882年11月5日、
プラハ国民劇場横のジョフィーン島
(チェコ語版)にある会場において、
アド

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『ドン・ファン』
(独: "Don Juan"
   Tondichtung nach Nicolaus Lenau)
作品20は、リヒャルト・シュトラウスが
1888年に作曲した交響詩。
初期の管弦楽曲でシュトラウスの出世作とされる。
理想の女性を追い求めて遍歴を
重ねるスペインの伝説上の人物、
ドン・ファンを主題とした
ニコラウス・レーナウの詩に基づいている。

実際に作曲されたのは
交響詩『

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『シチリアの晩鐘』
(仏:Les vêpres siciliennes)は、
ジュゼッペ・ヴェルディが作曲した
5幕から構成されるオペラ。
『シチリア島の夕べの祈り』や
『シチリアの晩祷』とも訳され、
前者が多く使用されるが一定しない。
序曲は演奏会などで単独でも演奏される
有名な楽曲である。

元になった題材は、
1282年にパレルモで島民によって
フランス人が虐殺された、
「シチリアの晩祷」と

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『クラリネット協奏曲 イ長調』
第1楽章  00:00
第2楽章  12:35
第3楽章  22:30

クラリネット協奏曲 イ長調 K. 622 は、
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが
1791年に作曲したクラリネットと
管弦楽のための協奏曲である。
2006年英国クラシックFMの
モーツァルトの人気曲第1位になった。

モーツァルトが協奏曲のジャンルで
残した最後の作品であり、
クラ

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スペイン奇想曲
(スペイン綺想曲(スペインの主題への奇想曲))作品34は、
ニコライ・リムスキー=コルサコフが1887年に
作曲した管弦楽作品である。

はっきりとした旋律と典型的な和声が見られる。
ヴァイオリンをはじめとして様々な
楽器がソロで活躍する部分が多いことも特徴である。
ヴァイオリン独奏に関しては、
同時期に書かれリムスキー=コルサコフの
管弦楽作品の代表とされる交響組曲『シェヘラザー

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『シェヘラザード』
(Шехераза́да)作品35は、
1888年夏に完成された
ニコライ・アンドレイェヴィチ・
リムスキー=コルサコフ作曲の
交響組曲である。
千夜一夜物語の語り手、
シェヘラザード(シャハラザード、シェエラザード)の
物語をテーマとしている。
シェヘラザードを象徴する独奏ヴァイオリンの
主題が全楽章でみられる。
各楽章の表題は本来は付けられていない。
作曲途中では付けられて

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交響曲第1番ハ短調作品68
(ドイツ語: Sinfonie Nr. 1 in c-Moll, op. 68)は、
ヨハネス・ブラームスが作曲した
4つの交響曲のうちの最初の1曲。
ハンス・フォン・ビューローに
「ベートーヴェンの交響曲第10番」と
呼ばれ高く評価された。
「暗から明へ」という聴衆に
分かりやすい構成ゆえに、
第2番以降の内省的な作品よりも
演奏される機会は多く、
最もよく演奏される

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交響曲第4番ヘ短調 作品36は、
チャイコフスキーが1876年から
翌1877年にかけて作曲した交響曲。

第4楽章 Finale: Allegro con fuoco
ヘ長調、自由なロンド形式。
全体の構造は
A-B-A-C-B-A-C-B-
主想旋律(ファンファーレ)-Coda

この楽章の第2副主題(C)は
ロシア民謡「白樺は野に立てり」
("Во поле берёза стояла")に

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交響曲第5番 ニ短調 作品47は、
ドミートリイ・ショスタコーヴィチが
作曲した5番目の交響曲である。

第2番や第3番のような単一楽章形式で
声楽を含む新古典風の交響曲や、
マーラーの交響曲を意識した
巨大で複雑な第4番を経て、
第5番では交響曲の伝統的な形式へと回帰した。
声楽を含まない純器楽による編成で、
4楽章による古典的な構成となっている。
ショスタコーヴィチの作品の中でも、
特に著名な

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『ハンガリー舞曲集』
(ドイツ語: Ungarische Tänze)WoO.1 は、
ヨハネス・ブラームスがハンガリーの
ジプシー(ロマ)音楽に基づいて編曲した舞曲集。
オーケストラでの演奏が広く知られているが、
最初はピアノ連弾のために書かれ、
爆発的な人気を博した。
全部で21曲あり、
それぞれの長さは1分程度のものから
4分程度のものまでとまちまちである。
中でも、管弦楽用に他者によって再

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『ハンガリー舞曲集』
(ドイツ語: Ungarische Tänze)WoO.1 は、
ヨハネス・ブラームスがハンガリーの
ジプシー(ロマ)音楽に基づいて編曲した舞曲集。
オーケストラでの演奏が広く知られているが、
最初はピアノ連弾のために書かれ、
爆発的な人気を博した。
全部で21曲あり、
それぞれの長さは1分程度のものから
4分程度のものまでとまちまちである。
中でも、管弦楽用に他者によって再

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『ジプシー男爵』
(ドイツ語: Der Zigeunerbaron)は、
ヨハン・シュトラウス2世のオペレッタ。
『こうもり』に次いで有名である。
1885年10月24日、シュトラウスの
60歳の誕生日の前日に、
『こうもり』と同じくウィーンの
アン・デア・ウィーン劇場で初演された。

ハンガリー人の作家ヨーカイ・モールの
短編小説『シャーッフィ』(Sáffi)を基に、
ハンガリー人ジャーナリスト

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