ウォーキングの効用で禁煙をサポートする【タバコがやめられないなら歩こう】(2−19)
喫煙によるニコチン中毒は、医師の治療を必要とする病気という考え方が一般的になってきている。
禁煙を考えている人は、医師に相談し、治療することを強くお勧めする。
結論:禁煙するなら、医師のアドバイスを受けながらウォーキングすることを推奨する
ウォーキングで禁煙できる理由
禁煙をサポートする有酸素運動として非常に効果的なのが、ウォーキング。
ある研究では、15分の早歩きを行ったことで、離脱症状や喫煙欲求を抑え、次にタバコを吸うまでの時間を延ばす効果があることがわかっている。
長く歩く必要もないので、タバコを吸いたくなったら外に出て、気分転換もかねながら歩くことをお勧めしたい。
禁煙できない仕組み
脳は生命を維持し、知的活動を行う総司令部なので、異物が入り込まないような仕組みになっている。
その仕組み(関門)を突破して脳に到達してしまう異物が、麻薬や覚醒剤などの薬物と、ニコチンだ。
タバコに含まれるニコチンは血液に溶け、関門を突破して、脳へダイレクトに作用する。
どのような作用をもたらすのか。
快感物質であるドーパミンを増やす作用があるのだ。
タバコを吸うと気分がスッキリするとか目がさめるのは、全てドーパミンがなせる技。
脳はこうした快感に弱く、依存症になりやすい。
喫煙が習慣化すると、ドーパミンはニコチンの刺激がないと生成されなくなってしまう。
極端なことを言うと美しい景色を見ても感動できなくなってしまう。
景色を眺めながら一服し、それから景色を堪能するという、喫煙しない人にとっては不可解な行動をしなければならなくなる。
さらに喫煙は血管を収縮させるので、大量の酸素を必要とする脳に、十分な血液が供給されない弊害もある。
だから医師のアドバイスを受けながら禁煙すると同時に、ウォーキングを実施すべきなのだ。
まとめ
脳の若さの維持にとって、タバコは大敵。
もしも歩いていて、味気なさを感じるとしたら。
ニコチンに依存してドーパミンが分泌されにくくなっている脳の状態を表しているのかもしれない。
そう思って禁煙する気持ちを高め、ニコチンに依存している脳から脱却すべきなのだ。
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