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自営業で生きていくと決めたら、世間の価値観はスルーでいいと思う

法事などで親戚と集まったり、接客でお店に出ていると、老若男女問わずいろんなたちから「みんなこうしてるのにどうしてそうしないの?」って類の話をされることがあります。

価値観の押し付け、とまではいかないでも、こうすることが当たり前なのであなたに教えて差し上げますよ、と言った口調で、お金や働き方・生き方に関する指摘やアドバイスを受けるのです。

年齢を重ねると人からものを教えてもらう機会がなくなってくるので、そうした助言や人生経験談も少しは耳を傾けねばな、と思うのですが、聞いているとどうも話のピントが合わないことが多い。

なんでかなーって考えたら、たぶん、うちが自営業だからなんですよね。

「みんなこうしてるよ!(だからあなたもこうしなよ)」と教えてくれる人のほとんどは、お勤めの方か、会社員を引退した方なんです。

雇う側と雇われる側、物事を決める側と決まったことに従う側。真反対の働き方をしている双方の価値観なんて、合うわけがないのも当然です。

世の中の多数派を「世間」と言うのだとしたら、それはすなわち就業者数の9割近くを占めるお勤めの方々を意味します。うちのような自営業をしている人たちは、基本的にそうした世間の価値観といったものはスルーでいいんじゃないかなって思うのです。


会社員と同じ価値観で生きるとどうなるか

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