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安い飲食店に集まる "招かれざるお客さま" の実態

夕食どきにテレビをつけていると、激安飲食店の特集を目にすることがよくあります。


リポーター:〇〇産の〇〇が、こ〜んなに入ってこのお値段ですか〜?!

店主:はい、赤字覚悟ですっ!お客さまの喜ぶ顔が見たいので(キリッ)!

たしかにそこにいるお客さんは皆 “コスパのいい料理" に満面の笑み。店内はもちろん満席で、大変賑わっています。

こうした映像を、お店がうまくいっていない人、これからやろうとしている人が見たら、

やっぱり安くしたほうが喜ばれるよな〜とか、

うちがヒマなのは高いからかな?なんて思う人もいるかもしれません。


たしかに安くすればお客さまはたくさん集まるでしょう。

でも実のところ、安いお店には「招かれざるお客さま」も増えてくるのが現実です。激安店には、なぜか困った人が集まってくるのです。

彼らは一体どんなふうに困った人たちなのか、その実態を今日は詳しくお話しします。



その1、クレーマー

安いお店には比較的クレーマーが多いです。

安いお店って、どうしても原価や利益をギリギリまで抑えるしかないので、料理やお酒のクオリティが下がったり、人員もギリギリで、余裕のあるおもてなしができなかったりします。

そこをクレーマーはチクチクついてきます。箸が濡れていたとか、ドリンクが遅いとか。

高級レストランならまだしも「生ビール300円」みたいな店にどこまで求めるのか…。


中には気に入らないことがあると大声で怒り出し、店長呼んで来い!と言い出す人まで出てきます。

昔ファミレスで働いていたときにもそういう人がよくいました。


あるいは直接言わずに、こんなふうに嫌がらせをして出ていく人もいるようです。

このお店のラーメンのトッピングは50円。

お店の事情であとから注文できないルールにしている旨を説明をすると、こんなことになってしまったのだそう。

こういう嫌がらせやクレームをつけてくる人たちは、決して「安いんだから安いなりのものやサービスが提供されて当たり前」だとは思ってくれません。

怒ることに掛かる時間や労力のコストを度外視して、ただただ感情をぶつけてくるのです。


元々安いのに、さらに値切ってくる人もいたりします。

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