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小さな個人飲食店が、閉店を1時間早めたら暮らしはどう変わったか

「働き方改革だって、いいなぁ」と、会社勤めをする周りの人たちを指をくわえて見ていただけの自分を卒業し「うちの店もやる!疲弊しない働き方をしたい!」とnoteで宣言したのが今年の2月。

図らずもコロナで営業時間の短縮を余儀なくされたことがきっかけとなり、以降、要請とはまったく関係なくみずからの選択で、閉店時間をコロナ前より1時間はやく(22時→21時)しています。

その結果、私たち夫婦の生活には明らかに変化がおきました。今日はその変化がどのようなものなのかについて、簡単にまとめてみたいと思います。



これまでの働き方

まず、これまでの働き方についてざっくりと。

うちはランチ営業と夜営業の二部に分かれていて、これまでの1日の営業時間はあわせておよそ7時間半でした。

実際の労働時間はというと、私で9〜10時間ほど、旦那に至っては、平均で13〜15時間ほど。

飲食って、営業時間外の業務がけっこう多いんですよね。座りっぱなしも辛いですが、立ちっぱなしというのもなかなか足腰にきます。


朝はわりとゆっくりで、職場が目と鼻の先にあることや、最近は市場に配達に来てもらっていることもあって、たいていの日は9時に起きればギリギリ間に合います。

逆に寝る時間は遅く、努力目標は深夜2時、遅いと3時、4時になることも。

それも、私たちは以前から睡眠障害を抱えていて、あるていどの時間を確保していてもまるまる眠れることは少なく、慢性的に病名のつかない疲れやダルさを感じていたのも悩みのひとつでした。



閉店を1時間はやくしてみて


では、実際に閉店時間を1時間早めてみてどうなったのか。ひとつずつ見ていきます。


・心身の疲れがすこしマシ

閉店時間を1時間早めたことで、帰宅時間もそっくりそのまま1時間早まる形に。つまり働く時間が1時間減ったということです。

1時間だけでしょ?と思われるかもしれませんが、肉体的にも精神的にも、受けるダメージってけっこう違います。これはうちの旦那も同意見です。


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