イギリスの革製品たち。とジャパンデザイン
イギリスでは、巨大な高級ブランドに対抗する若手ブランドが台頭してきています。
確かに、イギリスに来たら、ここにしかない、イケてるMade in Englandの革製品なんて買ってみたいですよね。
僕はこういうのが大好きなので、しょっちゅう見てましたが、今は外出もしないので鞄なんて使いません。悲しいです泣
日本でも、洗練されたデザインのレザーバックパックなんかは人気がありますね。
また、革製品だけでなく、靴下やトレーナー、スニーカーなんかも面白いデザインのものがたくさんあります。
プロダクトの産地や素材、職人へのこだわりを強調したものも多いです。
面白いのは、日本のデザインや名前にインスピレーションを受けている若いブランドがけっこうあること。名前やワンポイントにそれらが使われていることも少なくありません。
いくつか見てみましょう。
例えば、こちらは革製品ではありませんが、
AXEL ARIGATO
というスニーカーのメーカー。
これはスウェーデンからですが、名前がなかなか面白いですね。
結構人気を博しているのですが、日本の刺繍デザインなんかも結構取り入れてます。
靴にも「ありがーとー」と書いてます。笑
ARUKU
こちらはロンドンから。
日本語の歩く、からインスピレーションを得ています。面白いですね。
レディースのバックパックですが、斜めにジッパーが入っているデザインがとてもおしゃれです。
イギリスには、Mulberry のような有名店もありますが、このような小規模ファクトリーやメーカーが地道に対抗しています。
また、このようなメーカーはロンドンにファクトリーを置くなど、こだわりがあるところも多く、それぞれの強みが生かされていてとても面白いです。
**Archibald London **
https://www.archibaldlondon.com/
こちらはEコマースサイトです。
洗練された商品が並びますが、取り扱っている製品で何より面白いのが、サングラスと包丁、ジーンズが日本製なんですね。
他にも靴はイタリアの小さなファクトリーをご指名、手袋なんかもそうです。
包丁は日本製、わかってらっしゃる!!笑
このサイトオーナーは非常にこだわりが強く、クラフツマンシップについて、めちゃ細かく記載されています。
オーナーが自分の見てきた中で選び抜いた最高峰の品質を取り上げているようです。
また、消費者と生産者においてきちんとした橋渡しをするために、価格や情報の透明性には非常に厳しく、サイト内では、バーバリーやグッチを名指しで批判してます。笑
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私自身、日本製!とごり押しするわけではありませんが、単純に、この人たちはどうやって知ったんだろうと興味が湧きます。
デザインについては、自国に無い物がエキゾチックに感じるんだろうな~と思います。
英国靴と同じで、当の生産地に住む一般住民なんかは、地元の工場が世界に輸出する企業だなんて知る由もない。。
なんてことは多々あります。
例えば、サングラスなんかは、日本製のほとんどが福井県にある鯖江の工場で作られています。
高級ブランドがこぞって使うジーンズの生地は岡山。これも面白いですね。
近頃はこのようなOEM主体でやってきたファクトリーメーカーがブランド化を行っていて、日本の百貨店なんかでも商品が見られます。
こういった小規模ファクトリーが表に出てくるのはとてもいいことですね。
さて、今回はイギリスで買えるもので、気になるものをいくつか載せておきます。特に鞄類をピックアップしました。
LPOL
ロンドンにファクトリーを構える新しいブランド。シンプルだけど真似できないデザインで、とてもかわいいです。
レディースもメンズも充実しており、僕も買おうか迷っています。。
―――We're passionate about timeless minimalist design, responsible material sourcing, the employment of local craft skills and zero-waste production.―――
ここもこだわりが見えます。こういうの、なんか惹かれますね。
Orgill Originals
https://www.orgilloriginals.co.uk/
ここなんかは、完全に家族でやってるようなところです。
Derbyshireの小さな村で手作りしています。
値段も手ごろで、イギリスっぽさ全開のサッチェルバッグなんかはとても可愛いと思います。
この形のバッグ、ザッチェルズというブランドが日本では有名ですが、イギリスでは定番の形です。学生も先生も結構持ってる人を見かけます。
そして、イギリスには、こんな感じの家族経営でやっているハンドメイドブランドも数多く存在しています。
Carv Londonhttps://www.carvlondon.com/
斜めになったフラップがとてもおしゃれですね。シンプルですが、長く使える品だと思います。
こちらはオーナーが女性で、彼女がバッグを手作りしています。
バーミンガムにあるCustard Factoryという若手デザイナーを支援する場所でもそうですが、イギリスでは、多くの女性デザイナーが活躍しています。
従来男性主体で運営されてきた皮革産業においても例外ではありません。
前衛的でミニマルなデザインは若手デザイナーによって多く生み出されています。
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ぼくは可愛いリュックをロンドンで作ってもらいました。
行ってきました、ロンドンはカムデンタウン、Gohillというレザーショップです。
220£ほどで、およそ3万円。内張もすべてレザーなのでこの値段はとても安いと思います。
革の種類も自分で選び、デザインも頼めばいろいろ作ってくれます。
イギリスの様々なタンナーから仕入れているそうですが、タンナー名までは聞いていません。
イギリスには、Thomas Ware やJ&E Sedgwickなどいくつかの有名なタンナーがありますが、そのどれもが毛色の異なる革を卸しているので、そういったところにも気を使うと面白いかもしれません。
いくつか回りましたが、個人的にはここが一番よかったです。もっと回ればさらに良いところもあるかもしれません。
オーナーがほとんど一人で作っています。革の種類、デザインの豊富さなど、見ていてとても面白いお店です。
問題はそのルーズさ。2週間で出来上がると言いながら、1か月半かかったところくらいです。笑
頼んでから1か月たったころに、
「体調が悪く店も閉めてるんだ・・・・」
と連絡が来ました。
ほんまか~~?笑
こういうのは、彼らの常套手段なので、
「無理だったら返金を頼むかもしれない。」
なんて言ってみると、
「ちゃうねん、ほぼ出来てんねん!ちょまって!!」
と焦りはじめ、そこから5日くらいで送ってくれました。笑
やっぱり!!!
まあ、本当に体調が悪かったのか、怠けていたのかはわかりませんが、個人的に商品は大満足です。
かわいいランドセルみたいやな。笑
結構気に入っています。
今はカムデンタウンも閉鎖されているみたいです。
早く再開して、また遊びに行きたいですね。
そして、ここへ載せたのはほんの一部。もっとたくさんのメーカーやブランドがあります。
全部書いたら論文ぐらいの字数になりそうです。
また、イギリスでは、Etsyなんかの個人で販売できるハンドメイドサイトでも、非常に魅力的な商品をたくさん探すことができます。
また、革製品も鞄だけでなく、グローブやベルト、財布などについてもまたかけたらと思っています。
日本で持ってるの自分だけ!!!みたいなMade in England を見つけることが出来るかもしれませんね。
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