短編小説 蒼糸
indigo la endの曲
蒼糸を考察して書いた短編小説です。
踏切で立ち止まって電車が通りすぎるのを待っている時
ふと空を見たらとても蒼い空だった。
蒼い空を見るといつも後悔する。
あの時、心の中で思っているのではなくそれを言葉にして貴方に伝えてたらこの日常は変わってたのかなって。
きっと私と貴方は、両想いという名の糸で繋がれていた。
お互いに気づかないふりをしていたからこそ、この糸が見える事は無かっただけで。
糸に繋がれてたからこそ、貴方の好きな音楽が私の好きな音楽になって貴方の好きな蒼色は当たり前のように私の好きな色になっていた。
気づいた時には私は貴方色に染められていた。
糸が繋がれる事は無かったけども、繋がれた後に起こる周囲の変化、周りの冷たい視線や偽りながら生きていく世界と戦う覚悟を心の中でちゃんと決めていた。
それが幸か不幸かなんて、繋がれて見なきゃ分からないってそうおもってた。
今になっては思い出す事しかできず今も後悔が消えない。
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