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転職をしても大体どこも一緒。変えるのは自分

どうも。フリーターみたいな自営業を続けて17年の小林です。

半分冗談なのですが、あんまりこうやって書くと新規の顧客さんを不安にさせることもあるので、ほどほどにしておきます。

今日は起業のことではなく、転職について書きたいと思います。既にお仕事をされている人であれば、

・仕事が辛い

・待遇をよくしたい

・やりがいがない

・人間関係が辛い

などの理由で、一度や二度、転職について考えたことがある方も多いのではないでしょうか。

2019年の総務省の調査によると、転職希望者は842万人、就業者に占める転職希望者の割合は12.5%で、およそ8人に1人の人が転職を希望しています。性別で比較してみると、男性10.8%、女性14.7%。
職業別にみると、転職希望者が最も多いのは、男性では「生産工程従事者」、女性では「事務従事者」となっています。また、転職希望者の割合が最も高いのは、男女とも「運搬・清掃・包装等従事者」となっています。

以下、まったく個人的な見解ですが、20代に転職を繰り返し、アルバイトを含めると26歳までに30個以上の仕事を経験したた私が導き出した答えをお伝えしたいと思います。

経験した仕事は30以上

私が26歳までに経験したのは、アルバイトを含めると30以上です。厳密に言うと、当時多かった日雇い派遣なども入っており、昼職&夜にバイト、などもしていたので、多いです。

ファストフード・不動産受付嬢・デザイン事務所総務・バッグデザインデザイナー・ティッシュ配り・アンケート調査員・タバコのキャンペーンガール・携帯電話工場・家電説明員・試食販売員・アパレル売り子・雑貨店店員・テープ起こし・HP作成アシスタント・お寺で御札の受付・神社で巫女・IT会社で事務経理・スナック手伝いなどです。販売系はざっくりくくってますが、職場違いで各5箇所くらいありました。

が、いつも自分で「これは自分がやりたいことじゃない」という思いがあり、仕事って辛いもんだなーと思っていました。

ただ今は、こういう考えになっています。

なぜ、仕事がスキと言えるようになったのか、一言では言えませんが、少しずつ、自分の物の見方や取り組み方が変わってきたからかなと、推察します。

仕事が辛いから転職したい

仕事が辛いから転職したい、という人。ズバリ、何が辛いのでしょうか。

漠然としているところをクリアにしないと、次でも同じ失敗をします。

一言で辛い、といっても

「始業時間が早い(朝起きれない)」

「職場でいじめられている」

「残業が多すぎる」

などいろいろあると思います。

例えば販売職で早番ばかりのシフトになってて辛い、という時は、意外と「朝辛いんで、遅番のほうがいいんですよ」といえば、「あ、そうなの?」となることも。たまたま入社した時早番が多かったというだけで、この人は朝の人、と認定されていることもあるので、要望を言ったら意外と通る可能性もあります。(私の経験)

「職場でいじめられている」というのも、悪質ならとっととやめるべき。

ですが、挨拶をスルーされた、というケースも、たまたま声が小さくて挨拶が聞き取れなかったとか、相手が大声で別な人と話していたとか、存在感が薄めな人にありがちな被害妄想です(私の経験)

残業が多すぎる、にしても、日本の良くない慣例として、なあなあで皆がやっている可能性があります。明日でもいい仕事はさっさと切り上げましょう。ひとりそういう人がいると、追随してくれる人が出てくるかも。

ちなみに私は外資系の金融に転職した時、「この会社で残業をするやつは無能と判断されるから」とどんなことがあっても17時でぴっちり帰らされてました。こういう会社もあるんだなーと

待遇をよくしたいから転職したい

時給が低いから、アルバイトから正社員になりたい、という場合、本当に会社まで変えないといけないのか、は考える余地があるところ。

例えば同じ会社で、職場の雰囲気はいいしやりがいもあるけど、雇用形態が違うだけ、の差であれば、正社員になりたいです、と会社に言ってみるのもあり。

ただ、何の能力も変わらないしスキルもないのに、転職だけしても変化はありません。

私自身、美術短大卒業後、なんにも出来ない受付嬢採用(不動産)から、デザイン事務所に転職出来たのは、不動産にいた間にPCを覚えたり、当時黎明期だったHPを作るスキルを身に着けたからだと思います。

やりがいがないから転職したい

以前コチラの記事にも書きましたが、私は21歳から23歳の間の2年間で3回転職をしています。

本当に当時を振り返ると厚顔無恥だったなーと思います。

世間知らずだし、たしかに経験がない分、20代は自分の価値を高く見積もりがち。本来市場価値は高くないけど、ある程度やる気があれば、面接でハッタリかませば通ってしまう。若いというだけでその可能性に賭けてもらえることも。そのチャンスをちゃんと活かせるのか、結局、プライドだけ高くて、周りを見下し、大した結果も出せず「あー、面接ではやる気があったけど、大したことない人だな」と思われてしまう可能性も大いにあります。(私の経験)

人間関係が辛いから転職したい

これも冒頭の「仕事が辛い」のところでちょっと書きましたが、もうちょっと深堀りします。

その人間関係は本当に必要ですか?

仕事はやりがいもあって、スキだけど、人間関係が辛い・・・

ってこと、ありますよね。

ただ、小中と今なら確実に犯罪レベルで補導されるレベルのイジメを受けてきた私から言うと、大人になってあそこまでのレベルのイジメってなかなかないんですよ。

だから本当に耐えられないイジメやパワハラ(数字取れないなら死ねと言われるなど)なら今すぐ警察と労組に駆け込んで労働基準監督署にも言うべきだと思いますが、

なんとなく、ランチを一緒に食べる人がいない

とか

職場で同じ趣味の人がいなくて浮いてしまう

とか

だと、え?別に仕事しに来てるんだから、ソレいらなくね?と思ってしまうのです。

仕事は、やるべきことに対して、報酬が約束されているだけのことなので、ランチを食べる人がいなくても、同じ趣味を語れる人がいなくても、関係ないと思います。もちろん、いたらすごく楽しいですけどね!

ランチを食べる人がいない=マイナス、ではなく、それはフラット(0)な状態。

ランチを食べる人ができた時に、それが、5とか10に上がることがあっても、マイナスではないと思います。

そんなにランチに行きたかったら、学生時代の友達と同じ会社に転職するか、勇気を持って自分から誘ってみるしかないんじゃないでしょうか。

結局はどの職場でも主体的に生きているか

20代で自分が失敗したな、と思うことは、自分の臨んだ仕事じゃない時でも、もっと真摯に仕事に向き合っていればよかったな、と思うことです。

いや、受付嬢で採用されたときも、PCを教えてもらったり、営業の人が他のお客さんについている時に見様見真似で接客したら、マンションが売れちゃった、ということはあります。

金融にいた時も上司が怖かったので、「無」でひたすら電話を掛けて、近畿1位の成績になったこともありました。がいずれも、心の中でどこか

「どうせ、これ、私がやりたい仕事じゃないし」

と思っていたんですね。9割は力を注いでいたけど、1割はどこかひねくれて仕事を斜めに見ていた。それが10割、全力だったら、もっと違う人生だったかもしれません。

結局は、「転職したい」という気持が湧いた時、私は職場を変えることが必要だったのではなく、自分の視点や考え方、モチベーションをどう変化させていくか、が課題だったのでは、と思います。

物事の見方を変えたら、するべきは転職じゃないのかも

26歳の時にリストラされて起業した私ですが、毎月、文句をいいつつ、結果は出しても出さなくても、お給料をもらえてたあの頃ってほんとよかった(笑)あんな無能で偉そうな小娘によく○○万円くれてたな、って思います。

売上ベースでみたら、たしかにアルバイト時代よりは稼いでいますが、自分の会社を倒産させそうになったこともあるし、自分の給料を下げないと行けないシーンもありました。

それでもやってこれたのは、20代のことを教訓に物の見方や考え方、モチベーションを変化せざるを得なかったから。

自営業になったら、稼げなくても、苦しいことがあっても、お客様から嫌われても全部自分の責任です。そこから学んで、次、何につなげるか。

本当に高慢無知な私が、あの頃よりちょっとだけ謙虚になれたかも???(はてないっぱいつきます)と感じるのは、そういう意識で仕事を続けてきたからかと思います。

もし今、転職を考えている人がいたら、本当にそこは辞めるべきなのか、考えてみてください。辞める前に、自分の視点を変えるだけで、ぱっと人生が変わることがあるかもしれませんよ!

小売店のブランディングから一歩踏み込んだ、理念や想いを形にするお手伝いをするコンサルティングをしています。店舗ディスプレイ、POP、ラッピング、ライティングで見せる発信のコツをお伝えしています。