![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/60357226/rectangle_large_type_2_19ee0c607ff226af69431dad7b33e48f.jpg?width=800)
ランナーのバイブル【Born to run】まさかの加入。足・靴をもっと知りたい人は絶対に読むべきkindle 読み放題
こばです!
ついに、ランナーのバイブルと称される本。
全米売上100万部を突破したニューヨーク・タイムズ・ベストセラー
【BORN TO RUN】走るために生まれた
―ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族”
が今月kindle unlimitedに加入しました!
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/60358555/picture_pc_2076dc4d46a90856aa7fad894820ff74.png)
これは、一大事ですよ!
通常¥2200の本が月額¥980で読めます。
はじめての人は200万冊の読み放題を30日間無料体験ができるのも魅力的ですが、それ以上にこの本の内容があまりにも素晴らしい。
ざっくりと表すのなら
【裸足で走れ】
雑すぎる。。。と思われたでしょう?
でも、あながちそうでもないんですよね。
この本は、メキシコの秘境をサンダルだけで一昼夜走り続けるタラウマラ族の驚異的な速さとその秘訣に迫った本です。ただ、途中から論文をベースとした話になります。
・足と靴の関係性
・履物の歴史と移り変わりとケガの関係性
・ハーバード大学教授など著名な博士の方々の話・・・など
単純に足や靴の勉強になります。例えば
【ランニングシューズは人間の足を襲う史上最大の破壊勢力かもしれない】
ハーバード大学自然人類学教授、ダニエル・リーバーマン博士によると
「現在われわれを苦しめる足や膝のケガの多くは、じつは靴を履いて走ることに原因がある」「靴は足を弱くし、オーバープロネーション(足が内に傾くこと)を招き膝に問題を生じさせる」
「1972年にナイキが現代的なアスレチックシューズを発明するまで、人々はきわめて薄い底の靴を履いて走っていたが、彼らの足は強く、膝の負傷率ははるかに低かった」
また、わたしが気になった部分はおおよそこのような感じです。
・人は何千年も靴なしで過ごしてきた。
靴に矯正機能を加えるほど、過剰に足の機能を補うことになる。
・自然な動きを阻めば他の部位に悪影響が及ぶ。
バイオメカニクス上の問題がある人は全体の2-3%にすぎない。
・論理的に考えたら医学・科学の発展に伴い負傷率は激減しているはず。しかし、アキレス腱の障害は70年代に比べ10%増加。
・ランニングシューズがケガの予防に役立つという証拠はない。
・クッション付きの靴が出るまでは、ランニングフォームはどの時代も同じだった。背筋を伸ばし、膝を曲げ、腰の真下で足が地面を後ろにかくようにして走る。
・現在も裸足で走る少数民族の走りは違う。
推進と着地の間、彼らの足の可動域はずっと広く、つま先をよく使う。
彼らの足は収縮し、広がり、開かれ、地表を掴む。
だから、プロネーションはしにくく、衝撃は分散しやすい。
きみの足は、きみの土台。
きみの足に力を
ざっくりとこのような感じで非常に興味深い話がてんこ盛りです。
また、ウルトラランナー(100kmマラソン、24時間マラソンなど)が日常生活で山岳を走り回るタラウマラと勝負をするシーンは胸アツで、単純に引き込まれます。
タラウマラにとって42.195kmは短すぎてエンジンがかからない・・・というのは未だにちょっと意味が分かりません。
久しぶりに本当に面白いと思える本に出会えました。
ページの9割にマーカーを引いたのも久しぶりです。
わたしは読み放題ではなく購入したのですが
何度も読み返したい本ですので、買うのは時間の問題だったでしょう。
ただ、この本に問題点があるとしたら3つ
・小粋な事を言おうとするアメリカンな口調が満載で話が進まない
・読みながらamazonでランニング道具を注文してしまう
・走りたくなってくる
25,26,27章の論文パートだけでもお金を出して読む価値がありますよ。
Born to runと合わせて読みたい
NORTH 北へ
この本の主役はスコットです。
スコットは『BORN TO RUN』に登場し、世界中のランナーを魅了しつづけるウルトラランニング界の「生ける伝説」として紹介され、タラウマラの民族と走ったあのスコットです。
この本は中々にぶっ飛んだ内容で面白いです。
ロングトレイルという山を長距離走る競技があるのですが
この本はアパラチアン・トレイルの最速記録に挑戦する!という内容です。
その道のりは約3500km
ちなみに、鹿児島~北海道までで約2600km
もうこれだけで、とんでもないことを企画している事が分かりますね!
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/60362769/picture_pc_a6c2676f05a8a185b40d7ea191f57e1b.png?width=800)
また、一般的には北から南に進むほうが行きやすいらしいのですが、あえて難しいコース。南から北に進むというコースを選んでいます。
字面だけで生ける伝説感が伝わってきます。
40代になってレースをやめたスコットの新たな挑戦
3500kmの山中を最速踏破する物語は読み物としても一見の価値あり。
この本もkindle unlimitedの読み放題の中の1冊です。
通常なら¥2090の本ですのでどう転んでもお得です。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/60358555/picture_pc_2076dc4d46a90856aa7fad894820ff74.png)
ランニングのお供に
最速で身につく最新 ミッドフットランメソッド
伝統的にワラーチで走るタラウマラの民族の走り方は
フォアフット~ミッドフットと言われています。
これらの走り方に共通するのは「踵をつかない事」
踵をつかないので、踵周りに由来する
足の内側への大きな傾き(オーバープロネーション)も発生しにくいです。
つまり、外反母趾や扁平足といった足のトラブルに繋がりにくい、負担のかかりにくい走り方とも言えます。
内容はちょっと難しいのですが、これも読み放題の中に入っています。
せっかくですので見てみることをおすすめ!
通常¥1320です。
トレイルランニングの教科書的一冊
実際に山を走りたい人におすすめ。
走り方のみならず、持ち物や気をつけること
レースに参加する方法なども細かく画像豊富に書かれています。
Born to runで気持ちが高まった人にとくにおすすめ!
読み放題に入っていますし。
まとめ
・BORN TO RUN 走るために生まれた
―ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族”
・NORTH 北へ アパラチアン・トレイルを踏破して見つけた僕の道
・最速で身につく 最新ミッドフットランメソッド
・RUN+TRAIL別冊 絶対身に付けたいトレイルランニングテクニック
この4冊を紹介しました。
とくに上の2つは定価でも絶対に勧めたいほど良い本です。
これらの本が今月からkindle unlimitedに追加されました。
わたしも最近はタラウマラ族の履物ワラーチで走り回っています。
走った後の爽快感と、気分や体調が良くなる感覚は改めて
走るために生まれたのかなぁ?という気にさせてくれます。
コロナ禍で運動の機会が減った今こそ、運動習慣を取り戻す助けにもなれるし、勉強にもなる本達です。
【裸足で走れ】
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/60358555/picture_pc_2076dc4d46a90856aa7fad894820ff74.png)
こばでした!
カラダに関する情報を国内外問わず分かりやすい形に直してどんどん発信していきます。頂いたサポートは次の文献購入費用に宛てております。 もし、よろしければ文献購入費用のお手伝いをして頂きますと幸いです。よろしくお願い致します。