#Anizine
「ギャラなしでもやります」は、アウト。
「ギャラをどうやって決めていますか」という質問があったので、参考になるどうかは知らないけど、「写真の部屋」の記事を無料で公開する。
俺が20代の頃。駆け出しのデザイナーだったある日、今まで仕事をしたことがないプロデューサーに会議室に呼び出された。名の知られたグローバル・ブランドの企業広告を作るにあたって日本からもアイデアを出して欲しいらしく、手伝えと言われた。
巨大なブランドの仕事だから、俺に
経済力を上回る欲求の下品さ。
昨日、ホームレス小谷と話していて、面白いことに気づいた。
コタは毎日誰かに豪華な食事や寝る場所を提供してもらって生きているんだけど、それと同じ生活をしようとしたらどれだけの収入が必要なのか。
毎日美味しいモノを食べ、毎月のように外国に遊びに行っている。多分3000万円くらいの年収でもそれをするのは不可能じゃないかと思う。また、その程度稼ごうとしたら遊んでいる時間が取れないはずだ。
「がんばっ
1/1サイズの無知。
「若いうちに外国に行く経験をした方がいいよ」と誰にでも言っている。
どんなことでも同じで、経験や体験の分母を増やすことは決して無駄にはならない。外国に価値があるんじゃなくて、なぜ自分がここに生まれたのかを外国という遠くから眺める経験が必要ってことだ。
俺は留学経験がないけど、本当はあまり考えが固まる前の10代に外国に行っておいても良かったなと思っている。
20歳を過ぎた頃、初めて外国に行って
くだらない会社にいたら自分はダメになる。
誰でも一度は考える、「好きなことをして暮らす」。
幸運にも俺はそれができているんだけど、ポジショントークにならないように説明するのはなかなか難しい。みんな自分のたったひとつの例しか知らないわけだし、それが誰にでも当てはまるとも思えないから。
俺の場合、という慎重な前置きをしながら話すと、一番大事なのは「市場価値」をわきまえるということだろうか。自分が好きでやりたいことがあるとして、いくらになる