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自称Tシャツ好きのはずが思考停止していた件

夏が近付き、Tシャツのシーズンも目前ですね!

私はTシャツが好きで、特にChampionの分厚いやつがお気に入りです。しっかりした質感、タフさに惚れました。

5年ほど前に出会って以来、夏はタンクトップの上にこのTシャツ、というスタイルが自分の定番になりました。色やサイズ違いを少しずつ買い揃え、気付けば15枚ほどに。外でも家でも着付け、あまりのハマり具合に30代半ばにして「人生はこのTシャツと共にある」と悟り「息子に古着として引き継げたら良いな~」と妄想するほどでした。

しかし、ふとユニクロのTシャツ(1枚590円)を買ってみたら、めちゃくちゃ良い! 着た瞬間のサラサラ感、軽さ、しなやかさ。薄手Tシャツならではの爽やかさに衝撃を受けました。こんな素晴らしいモノだったのか。。慌てて買い足しました。

「どちらが良い」ではなく「思考停止してた」だけ

こっちが良い! と比較したいわけではないのです。そもそも2つの良いところを比べると(個人の感想です)、ChampionのTシャツは「分厚くてタフ」なのに対しユニクロのドライカラーTシャツは「薄くてしなやか」で、対極にあると言えます。どちらも素晴らしくて、訴求している要素が違う。

車に例えるなら「イカついアメ車」と「軽自動車」を比べるようなもので、アメ車に軽自動車ほどの燃費効率は求められないし、軽自動車で「デラックス感」は難しい。どっちが良いとかではなく「その人が車に何を求めるか」だけの話です。

私の中で知らぬ間に、Tシャツに求めるものが「厚手、タフ」から「薄い、しなやか」に変わっていたのに、それに気付いていなかった。「自分は厚手Tシャツが好きなんだ」と思い込むあまり思考停止していたのです。

同じようなことが仕事でもあったぞ

最近仕事でも同じようなことがあり「あ~ やっぱり思考停止してたんだな」と感じました。

過去に作った企画の練り直しや、上司に大枠を示された上での企画作成など自分の中で「既にある程度固まっている」イメージを持って取り組むと、全然うまくいきません。あらゆる方向から突っ込みが入り、承認されない。

ある人が見かねてアドバイスをくれました。

「例え上司から課題を指定されたとしても、自分でゼロからその課題に向き合ってみると良いよ。『本当にそれが課題なのか?』てね」
「自分なりの考察、仮説が無いと企画する施策の有効性も確信を持てないでしょ」
「自分なりの課題、それに基づく施策こそが、上司があなたに仕事を頼む意味、言い換えると『あなたにしか作れない付加価値』を生むんだよ」



Tシャツの件に話を戻すと、Championもユニクロもどちらも好きなので、気分に合わせて使い分けています。

仕事ではここ数カ月の目まぐるしい状況変化で過去に出した企画の修正やら新企画の提案やらが続いているのですが、非常に苦戦していました。

前提を疑う有効性を文字通り「体感」したので、未完成の企画に自分なりの提言を加えて進めていこうと思います。

※素敵なトップ画像はみんなのフォトギャラリーよりありんこさんの作品です!ありがとうございました!

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