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小学校の発表会で「ストーリー」を活用した息子

「自分が小学生の頃、発表する時にこんなこと考えたかな??」
小学一年生の息子が通う学校で開催された発表会に参加して抱いた感想です。

この会は、子ども達がグループごとに調べた内容を保護者に発表するもので、季節ごとに行われます。息子は友達と一緒に「恐竜」について紙芝居形式(絵と言葉)で伝えていました。

小学生、しかも低学年であれば、調べたことを紙に纏めて発表するだけ、という、ある意味「自分目線」に終始した内容でもおかしくありません。

息子や友達はそこにとどまらず、主人公(男の子)を登場させ、「男の子が恐竜博物館を巡る」というストーリーを作り、それに沿って発表していました。

保護者に対しその主人公を通して自分たちが調べた内容を伝える、という手法を使ったのです。

単に「ティラノサウルスは身長○○、体重○○、主な食べ物は~~」と説明されるよりも「男の子は驚きました! だってティラノサウルスは身長が○○mもあり・・・」と発表してもらう方が興味を引きます。

私は広報の仕事をしているのですが、例えば一つの取り組みを発信する場合、単にその取り組みの情報だけを出しても、あっという間に忘れ去られてしまいます。伝わらないのです。

なので背景にある大きなストーリーと、その中で当該取組がどういう位置付けなのか、を合わせて発信することで伝わり易くなります。

繰り返しになりますが、同じようなことを息子たちが実践していたことに驚き、感心しました。

きっかけは友達からのアドバイス

早速、帰ってきた息子に「どうして男の子を登場させてみたの?」と聞いてみました。

製作当初は、単に調べた恐竜の情報を絵に書いただけのもので発表していたようです。ただ、途中で他の友達に見せたところ「何だか物足りない」と言われ、試行錯誤の挙句、主人公として男の子を登場させることを思い付いたとのことでした。

息子の学校は個性的な教育を行っていて、発表会においても子ども達自身で考え、進めている様子が見えました。

それにしてもアドバイスした友達も、それに応えた息子たちも、凄い・・・

「とても素晴らしい発表だったよ!」と、息子をたくさん褒めました。と同時に、人に情報を伝えるうえで大切なことを改めて教えてもらった一日となりました。

※素敵なトップ画像はガンT/小学校教師さんの作品です、ありがとうございます!

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