DXをより身近に!居眠り運転防止の【AIドラレコ】を紹介
普段の生活にDXを感じることはありますか?
普段ロボットやAIの話をしていますが、なかなか普段の自分の生活にDXを感じないこともあるなぁ、と思う日々です。
そんななかで先日いいなと思ったDXについて、今日は話していこうと思います。それは「ドラレコ」です。
事故の時に活躍 ドライブレコーダー
ドラレコといえば、運転中の社内社外の映像・音声などを記録する自動車用の車載装置のことで、 もしもの事故の際の記録はもちろん、旅行の際の思い出としてドライブの映像を楽しむことができます。
これまで事故の際にはお互いの口頭主張で拉致があかず、運転手や被害者泣かせの結末を得ていた事故も、ドラレコの「証拠」により正しく事故を判断することが徐々に可能となっていました。
最近では自家用車に搭載するだけでなく、社員や顧客への管理として貸与車にも入れることで正しく管理することができますね。
ドラレコにおける映像のタイプとして
1.常時録画タイプ
2.イベント記録(衝撃感知・任意録画)タイプ
の2種類があります。常時録画の時には車のエンジンON-OFFの間の運転時間を録画するものです。こちらの場合には録画媒体の容量によりますが、運転中の様子を録画しているので事故の時だけでなく運転風景なども撮影することが可能です。
イベント記録タイプは、車に衝撃が加わったとき自動的に映像を記録するもので、衝撃が加わったときの前後の映像を自動的に記録することで、もしもの事故の際もしっかりと映像を残すことができます。
事故などの有事の際の映像を撮影可能です。ここまででもかなり有益なツールでしたが、最近では技術も進歩しこのドラレコがAI化してさらに使いやすくなってきているそうです。
このAIドラレコの背景からまず見ていきましょう。
スマホ利用 居眠り運転は致死率増加
警察庁のHPによると、令和2年中の携帯電話使用等に係る交通事故件数は1,283件で、カーナビ等が約5割、携帯電話使用が520件で約4割となっています。
また、携帯電話使用等の場合には、使用なしと比較して死亡事故率が約1.9倍でした。ここからもわかるようにいかに運転中にそれ以外の作業をすることが致死率を上げることがわかります。
ちなみに運転中の「ながらスマホ」については罰則が厳しくなっており個人ではまだしも業務中に行った場合には会社の信用にも悪影響を与えかねません。
また、ソニー損保の調べでは男性運転者の4割が居眠り運転で事故を起こしかけた、というデータも得られています。
事故にならずとも、ヒヤッとした体験はみなさん一度はあるのではないでしょうか。これらを触る理由は至極些細な、
仕事の電話が。
LINEが。
音楽が。
といったあたりかと思います。
いろんな理由はあれど、それは当事者の事情であり被害者からすると「知ったことか」という話ですよね。
注意は同乗者がいれば可能ですが、一人で運転の時には誰からも注意を受けることはできません。そんななかドラレコの映像から自動的に注意をすることを可能としたのがAIドラレコです。
AI 居眠り運転時に警告
このAIドラレコ、映像の録画だけでなく事故につながる危険な動きを察知して予防してくれます。それも人間の動きをカメラで認識をしてから。例えば、
●「わき見/ながら運転」を警告
カーナビや携帯、仕事の資料などを走行中に見る危険な行為も街中を走っていて散見されます。その共通項として、人の顔の角度が変わることがあるそうです。そこで走行中にドライバーの顔の角度を検知し、ドライバーの顔が傾いている状況が一定時間以上続いた場合に警告を行います。無意識の「わき見運転」や、ついスマートフォンなどを見てしまう「ながら運転」を、ドライバーにその場で警告、注意を促すことで事故を未然に防ぐことができます。
●(2)居眠り運転を警告
また、高速道路などの一定期間真っ直ぐが続く道路などを走行中に眠くなる傾向が強くなるそうです。これは人が処理する情報量がその他道路と異なるため脳がスリープ状態に入るからだそうですが、AIドラレコではドライバーのまぶたの動きを解析して、目をつぶっている状態が一定時間以上続いたら警告します。ドライバーに眠気を気づかせ、事故が起こる前に休息をとるなどの対応を可能にします。
こういったアラートを出してくれることで安全に目的地まで運転をすることが可能となりそうです。
また、事故の際にはパニックになる方も多くいらっしゃると思うので損保側が自動的に事故状況の確認や相手とのやりとりをするなどのサービスも始まっています。
こういったサービスで、法人だけがDXを推進するのではなく、消費者個人もDXを生活に浸透させていくことで、より便利でストレスなく過ごせる未来が現実になりそうですね。
ご安全な快適ライフを!
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