子どもへIT教育したい人必見!若年層から学ぶ機会に注目!

IT人材不足が嘆かれる昨今ですが、近年ではそんな人材不足に対して若い年代から教育をしていく機会があります。

子どもの未来を広げたい親はいないはずですよね。私も子どものやりたいことや未来の選択肢を増やすには常日頃悩みながらです。。。

今回は、子どもの頃から実践できる講座などをいくつか紹介していきます。こちらは前回紹介したAI白書にも掲載されています。

子どもから教育するとどうなる?

大人になってから物事を学ぶのと、子どもの時から物事を学ぶのとでは認知能力、すなわちIQに大きく影響することが各種研究報告からわかっています。

President womanの記事によると、

カリフォルニアの学童25000人の中から高IQ児1500人を選出し、その後の彼らの成長を追っていくという膨大な研究データがあります。その結果、児童期のIQは、30歳の時のIQとほぼ代わりがなく(IQの恒常性と言います)、高IQの人は、全米上位7%以内に入る高所得者となっていました。これらの結果から、学童期のIQの高さは一生の幸福へのパスポートである、というIQ神話が誕生します。

また、

さらに、児童期の低IQは、青年期の非行行動、10代での妊娠率、暴力行動といった事と関連するだけでなく、将来の心臓病、脳卒中、ガンなどの死亡率の高さと関連しているという研究も2017年にイギリスから発表されています。その理由として、高いIQの人の方が、健康知識が豊富で喫煙率が低く、良い職場環境にいる一方、低IQの人は、喫煙率が高く、化学物質が多いなど悪い職場環境に身を置いていることが多いことを挙げています。

などと言ったような、児童時期に多くの物事を学んでおくと将来的な病気のリスク低下や非行行動をもたらしづらくなるなど、効果としてはかなりのものがあると言えるでしょう。

こう言ったところから、子どもの頃からの適度な教育は将来に良い影響を及ぼす、というのはほぼほぼ間違いがなさそうですね。

あとは、AIやロボット教育などでどれだけ社会から求められる力を若いうちから身につけられるか、というところになります。

今回は一つ、先日発表された若年層向けのAI教育に関する事例をご紹介します。

ソフトバンク社AI活用人材プログラム

ソフトバンク社は10月20日、高校生を対象としたAI活用人材を育成する教育プログラム「AIチャレンジ」を2022年4月から提供開始すると発表しました。

AI自体の開発もそうですが、AIを活用しながら何かを行う人材は現在60~70%も不足しているそうです。そんな中ソフトバンク社が高校生を対象としてAI活用人材を育てるためにプログラムを開催するそうです。

画像1

 ここでは、

①高校生(普通科)→「AI活用リテラシーコース」
②高校生(情報科/デジタル関連の部活所属)→「AI活用実践コース」

の子にそれぞれレベルに応じて2つのコースを選び、各種定められた内容を学んでいきます。

2つのコースでレベル分け

①「AI活用リテラシーコース」:
「情報Ⅰ」の科目に対応していて、ソフトバンク社における事業実例を元にAIの基礎知識を学習して理解。その後AIを用いた課題解決の方法を学習者が自ら考えるという内容になっています。さらにはソフトバンク社における実務者のアドバイスや講評も受けられるそうです。

②「AI活用実践コース」:
「情報Ⅱ」の科目に対応しており、「AI活用リテラシーコース」の内容に加え、演習テーマに沿ったAIモデルを作成し、ウェブサービスや人型ロボット「Pepper」などに実際にAIを組み込むことで、学校や地域社会における身近な課題の解決を目指すそうです。こちらは情報専攻のような特化した学科での導入が可能となるそうでより専門・実技に近い形かもしれませんね。

内容は大きく、4つに分かれていて、

①AIを知る
 →AIって何ができるの?を学びます
②AI活用企画を作る
 →AIを使って何をするか、を企画・発表します。
③AI構築を体験する
 →AI構築環境や用語を理解し、モデルを構築体験する
④AIを役立てる
 →実例を学びながら社会にどう役立てるかを考え発表する

とかなり実践的な内容になっています。例えば、AIといってもいろんな種類のAIがありますね。こういったところから各種AIをどう使うかというところまでを学んでいくそうです。

画像3

個人的にはこの内容は社会人でこれからAIを始めたい人、一から理解したい人にも適応できるんじゃないかな、必要なんじゃないかな、と思います。

画像2

各2コースとも、1年単位で2コースそれぞれ税込13.2万、29.7万といい値段しますが、先日のスマボ発表にもあったようにこれからまさに社会が、日本全体が求めている人材になります。

子どもの未来の選択肢を増やす上では非常に良いかもしれませんね。

AIだけでなく、ロボットなどにも普段から触れる機会を作る

今回はAIに関する教育プログラムを紹介しました。ただ、AIだけでなくロボットなどでも様々な団体が若年層向けの教育の機会を作っています。

例えば、ソニー教育財団では高校生を対象としてエンジニア体験をaiboの開発チームとすることが可能となります。

また、pythonなどんプログラミング教育も中学生・高校生から体験することも可能となります。

皆様のお子さんも、こういったところで未来の選択肢を増やしてみてはいかがでしょうか?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?