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【日記】顧客接点(2021/12/11)

「"酔い"は計画的な誤算である」
(木村克己 1953- ソムリエ)

12月11日土曜日、晴れ。

本日はAM卓球、もうすぐしたら学校の勉強会、夕方整体、夜飲み会、というハードスケジュール。
更に明日のAMも卓球があるから、大変だ。

週末になるとゆるっと起きて、酒を飲みながらR藤本のYOUTUBEを見ていた頃が懐かしい。たまにはそんな休日もよかとね。

学校でマーケティングの授業をしている。

先日は、"バーミキュラ"について学んだ。いつも思うが、マーケティングは非常に奥が深い。
バーミキュラは結局のところ、「共感してくれる顧客(はじめは少なくて良い)に、徹底的にメッセージを投げかけ、その顧客に使用してもらう。そして期待を超えた使用感を提供する」という点で成功している。
"共感してくれる顧客"を捕まえることが大切なので、顧客接点はとても重要である。自社サイトや百貨店を中心に販売を行なったが、リアルでの販売においても必ずちゃんとした販売員がいて、商品の良さを伝えている。

確かに、『顧客接点』って超重要だと思う。
現在は様々な業界で技術進歩が進んでいるので、スペックだけでみればどんな商品も大差はない。
そのため、『情緒的な価値』を商品に乗せることが重要だと思う。そのためには、『顧客接点にこだわる』ということは必然であり重要である。

私は日本酒が好きで、今は秋田の"新政"を一番愛している。

「日本酒といえば獺祭」そんな時代もあった。※今もそうだと思う。
獺祭は素晴らしいお酒だ。味も美味しいが、何より素晴らしいのはその哲学だ。日本酒を飲むユーザーを増やし、ファンを増やし、大量生産の仕組みをつくり、オープンイノベーションによって業界を救い、市場を広げた。それらは全て尊いことだ。

しかしながら、たまに「あれ?」ということもある。市場への流通が強化されたため、『獺祭の価値を分かっていない人』が獺祭を顧客に提供していることがある。それでも、スペックが高い日本酒なので、飲めば美味しい。

"新政"は獺祭の真逆を行っている。
告知・広告はほぼ行なわない。
大量生産もしないが、酒の味は超一級品だ。作り方へのこだわり、原材料へのコストのかけ方も半端ない。まごうことなき、『日本酒好きな人のための酒』である。

そして、"新政"は卸す酒販店を容赦なく選抜する。
温度管理ができることはもちろん、"新政"の価値を理解している酒販店にしか卸さない。そして、そんな酒販店が卸す店もまた然り。酒の価値を分かっていて、間違いない管理ができる店だけだ。

だから、"新政"を飲むときは間違いなく店の人と酒についての会話になる。
その会話は、新政のこと、料理のこと、これからの仕入れのこと、多岐に渡る。そんな会話もまた、酒と料理を旨くしてくれる。

『顧客接点』

これからの時代はますます重要になるだろう。
それを疎かにせず、日々の仕事にも活かしていきたい。


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