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宮川 友紀 / 企画と編集・執筆 @and craft, Inc.
2019年5月1日 00:12
インタビューをしながら泣いたのは、初めてだった。その日、わたしが取材していたのは、長野県の中央付近、塩尻にある老舗映画館の館長。映画を愛し、映画人口を増やすために執筆を続けるその人は、20年以上、利益に捉われずに芸術性を最優先とし、ぶれることなく上質な外国映画の自主上映会を続けて来た女性だ。知的でスタイリッシュな風貌で、明らかに一般人とは異なるオーラをまとっている。わたしは緊張しながら