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#16 会社はどれほど休職社員を気にしているのか@メンタル休職中

一昨日、心療内科受診をしてきました。主治医との話は5分そこそこで、体調も変わらないことを伝えて終わりです。はっきり言われたこととしては、2月末に受診した際と同様で、メンタルダウンの要因は、残業時間の長さおよび管理職として付随するストレスであるため、労働環境の改善・是正措置を会社側と話してほしい、ということでした。

もちろん、この主治医からの話は以前より会社にも伝えてはいます。
とはいえ現時点では会社側からは何もアクションはありません。
というか、会社側から早々に何らかのアクションがあることは私自身そんなに期待していません。なぜ期待していないのか?について、私自身の管理職経験・メンタルダウンした部下をもった経験から書いてみます。
あくまで私自身の経験に基づくことですので、そこはご理解ください。

①メンタルダウンした社員のことは気にはしているけど、いつも気にしているわけではない

目次タイトルのとおりですが、会社(上司/同僚/総務部門)はメンタルダウンした社員がいる、という事実に対しては理解しているし、何らかの対応しなければいけないな、とは思っていますが、いつも気にしているわけではありません。気にする時は、以下の時くらいです。

・休職中の社員から連絡があった時
・人事の時期
・休職社員に関する社内的な手続きがあった時

メンタルダウン休職中の当事者は、「この先どうしよう?」「復職できるかな?」「復職したところで周囲とどう接すればいいかな?」など、日々、考えを巡らせているわけですのでギャップありますよね。実際私が当事者になってから分かったギャップです。

一方、私が管理職として会社側の立場にいた時の経験から言うと、会社側が、日々、メンタルダウンした社員のことを考えていることはありません。私が冷たい人間ということではなく、周囲(私自身の当時の上司、同僚たち、総務部門)を見回してもそうだと思います。

なぜ、一見するとそんな冷たい感じになるのか?
答えはシンプルで、日々の業務で忙しい、からです。上司として社員一人ひとりと接して、フォローしていくというのはマネージメントという観点では大事なので常に意識はするのですが、実際に日々対峙している部下がどうしても優先になってしまいます。マネジメントも含めた忙しさの中では、どうしても毎日の対象に”メンタルダウン中の部下”はなかなか入ってこないんだと思います。
ましてや同僚は同じチームだからって日々気にするってことはないでしょうし、総務部門だってメンタル対応だけをやっているわけではありません。

こうやって書くと私の会社がとてもブラックな感じになりますが、むしろ相当ホワイトだと思います。私の部署が過酷&私自身が管理者だったが故に労働時間管理対象外(≒無限の残業)&私自身のストレス耐性が要因で今回メンタルダウンになっただけです。

②労働環境の改善・是正については自分からの働きかけも必要かも

常に会社側が対応策を考えているわけではないからこそ、労働環境の改善や是正については自分から働きかける必要もあるんだと思います。
とはいえ、自分から部署の異動や担当職務の変更、ましてや上司の変更なんて言い出しづらいですよね。

そんな時は、医者の力・言葉を借りるのがいいと思います。
私自身、部下がメンタルダウンした際には、その部下がどのように医者に言われているのか、どのようにすれば復職できると言われているかを、部下から聞き出し、それを私の上長や総務部門に伝えていくようにしました。
その結果として、部下自身を同じ部署内の別部門へ異動させることでスムーズな復職につなげました。ちなみに、このアクションをしたのは人事の時期です。人事の時期はメンタルダウンしている部下のことが特に気になるので。

やはり、会社の中では”先生”と呼ばれる医者の言葉は効果的です。
特にメンタルダウンの場合は、精神的な観点なので、健康診断の結果のような数値的エビデンスがあるわけでもないので、医者の言葉や診断が頼りであり、会社としてそこにあがなう術がありません。

だからこそ、気持ち的に大変かもしれませんが、メンタルダウン当事者が主治医の言葉をきちんと会社に伝えることが大事なんです。
もちろん自分が会社ときちんと話ができるレベルまで体調が回復しているという前提ですが。

私自身は、一昨日の受診後、会社に労働環境の改善・是正措置について再度伝えてます。改善・是正と書くと重々しいですが、重々しく伝えているわけではなく、シンプルに以前と同じ働き方だと復職しても同じようになってしまうので、何らかの配慮をしてもらいたい、という言い方をしています。

③それでも労働環境の改善がのぞめなかったら

私自身まだ復職を果たしていないので、自身の経験としてはまだ書けない領域です。

ただし、管理者として会社側にいた人間の立場から考えると、メンタルダウンした社員に対しての配慮は最大限しようと思って動きます。
冒頭記載した”いつも気にしているわけではない”と反するようですが、”いつも”は考えていなくても、なんとかしようとは考えているものです。人事的な配慮等を伴う場合は社内調整も必要なので、なかなか迅速にいかないところもありますから、少し時間がかかる場合もありますが何らかの動きはあると思います。
だから、私も冒頭の文章で”会社側から早々に何らかのアクションがあることは私自身そんなに期待していません”と記載しました。

でもそのためには、「②労働環境の改善・是正については自分からの働きかけも必要かも」で書いたとおり、能動的な働きかけはできるだけしたほうがいいとは感じています。

それでも、労働環境の改善が叶わない会社なのであれば、復職に対して本気にはなれない会社・組織なのかもしれません。
そのような場合は転職も考える必要があるとも思います。
私自身はそこまでの考えには至ってませんので、しばらくは会社とのコミュニケーションを続けようと思います。


少し自分の経験や会社に寄った話になりました。
私自身の心・頭の整理だと思って読んでいただければと幸いです。



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