世界遺産検定2級合格へ向けての勉強@メンタル休職中 #24
世界遺産検定2級合格について先日のnoteで記載しましたが、自分への備忘として、どんな感じで勉強したのかをまとめておきます。
参考になる情報になるかも分かりませんが、世界遺産検定に興味ある方にとっても少しでも情報になれば。
https://note.com/knys_o/n/ncacdb6412dbc
【自分的備忘の主旨】
・1級受検する時の振り返り用(受けるか受けないかは不明ですが)
・何かの資格試験を受けるときに僅かな自信につなげるため(受けるか受けないかはこれまた不明ですが)
1.勉強時間
稼働日数:15日
勉強時間:約25時間
2月24日にAmazonにてテキスト&過去問購入
2月25日に到着
2月28日から勉強開始。平日に0.5H~1.5H程度。土日は家族サービス優先で0.5H程度。
2月28日~3月5日(6日間)で、テキストを一通り読了。
3月6日~ 『最短合格!世界遺産検定2級 』Androidアプリ(有料版)にて知識チェック。
3月7日 過去問1回チャレンジ(過去問集に載っている4回分の1回分)
3月9日,10日,11日 残り3回過去問チャレンジ
3月14日 過去問全4回分に再チャレンジ&アプリで間違った箇所を中心に再度確認(前日のみ4.5H程費やしました)
3月15日 検定試験受験 → 即時合格
ネットでは2日間集中して合格とかありますが、私にはそんな集中力はない&土日をほとんど使わないようにしたので、約2週間かけました。
時間的には30時間も費やせれば大丈夫かと。
ただし、私は元々世界史が好きで、高校の時にもそこだけは唯一点数をとれていた科目だったので少しはベースがあったかもしれません。
予備知識の有無、歴史への抵抗感、カタナナ名称(世界の文化遺産・自然遺産はカタカナだらけ)への抵抗感、によって勉強時間は変わってくると思います。
とはいえ、合格だけをめざすのであれば、1か月もあれば2級はいけます。
そもそも試験は四択の選択式、合格基準も6割ですので、ある程度対策すれば合格できると思います。もっとより深く世界遺産を理解したいっていうことであれば、もっと時間をかけるべきだとは思いますが、そういう人は1級までチャレンジしていくつもりで、まずは2級受検をしたほうがいいと個人的には思っています。
そもそも1級は2級合格が受検条件です。
また、2級は世界遺産300件が対象範囲ですが、1級は1,100を超えるすべての遺産が対象ですので必然的に幅広な知識が求められます。そういう意味でもまずは2級からが望ましいと思います。
私は、世界遺産の勉強自体は楽しかったし、世界遺産自体に興味もあるので1級受検もチャレンジしたい気持ちもあります。が、まだ決断までは至ってません。時間的なところや、復職を見据えての気持ちの整理もあり決断しきれずです。
2.勉強方法
勉強方法は人それぞれだと思いますが、私は一切ノートに書くことはしてません。一文字も書いてません。ノートに書いた方が記憶に残りやすいのは分かってますが、ノートに書くという作業は手間がかかりますし、遺産一つ一つを100%明確に覚えていないと合格できないという試験でもないと判断したからです。
①出題範囲を明確にする
検定のHPに明確に書かれてます。
基礎知識 20%
日本の遺産 20%
世界の自然遺産 10%
世界の文化遺産 35%
その他 10%
で、これもネット等にもよく書かれてますが、基礎知識20%はテキストで言うと18ページ分、日本の遺産20%は56ページ分なので、ここを徹底的に覚えたほうがいいです。私もこのとおり実践しました。基礎知識と日本遺産のところは、結構な時間をかけて何度も読みました。後述するアプリでもこの2項目については詳細に問題が作られていますし。
個人的には日本の世界遺産より世界の文化遺産の方が興味アリなので、この傾向(日本遺産が大事)が分かったときは一瞬モチベーション下がりましたが仕方ありません。何かの試験に“合格“という結果が欲しかったからこそ、自分の興味範囲があるこの世界遺産検定2級を選んだわけなので。
②知識をインプットしていく。テキストを読む
基本はテキストの通読がメインです。テキストの範囲で問題が出題されます。
基礎知識&日本の遺産は、テキストをしっかり読みました。
しっかりのニュアンスを伝えるのは難しいですが、文字を追うだけではなく、ゆっくりめに読んで頭にインプットしていくイメージです。
基礎知識は正直そんなに楽しい内容ではありませんが、勉強していく中で、世界遺産がどのような経緯で作られたかを知ることは、大人の教養としては大切だと感じるようになれました。ウクライナ問題がある昨今では特に。
”大人の教養”と思えるだけで知識の定着度合いは違ったように感じてます。
日本の遺産は、さすがに地名とかになじみがないってことはないので、ただひたすら覚えるだけです。一通りテキストを読んだら、後は過去問やアプリの問題で知識を固めていけばOKだと思います。
世界の文化遺産は、テキストで198ページにもおよびます。
そして、世界のあちこちの地域に飛ぶので分かりにくい。
基本、テキストの太字・赤字を覚えればいいのですが、テキストにはほとんど写真が載っていません。なのでイメージしづらい。なので、私はテキストを読みながら、スマホで遺産名を音声検索して、画像を見て覚えていくようにしました。声を発したほうが印象に残るという理由で音声検索を利用した感じです。”画像を検索→見る→印象づける”という作業は少し手間がかかりましたが、「すげーキレイ!」「行ってみたい」と思うこともしばしばありましたので、楽しかったです。
テクニック的には、過去問やネット情報にも書かれていますが、世界最初の12地域の世界遺産や文化的景観、シリアル・ノミネーション/トランスバウンダリーについては必ず試験で出るので、さすがにそこはしっかり覚えるようにしました。(テキストでいえば16ページ程度)
対して世界の自然遺産は、画像を見てもそれほど特徴的なものが出てきません。時には特徴的なものも出てきますが、画像でイメージするのは少し難しい感じです。例えば、スリランカ中央高地の生い茂る森林を見てもイメージ定着できませんでした。私の興味範囲の問題かもしれませんが。
とはいえ自然遺産はテキストでいうと36ページ程度。なので、ここは赤字・太字をただ覚えていく感じです。ただし付け加えると過去問でも自然遺産の地図上の場所が頻出されていたので、地図での場所は同時に確認しておくようにしました。
③『最短合格!世界遺産検定2級 』Androidアプリ(有料版)
Andoroid用のアプリです。残念ながらiOSには対応していないみたいです。AppStoreにアプリを上げるのってApple側へのマージン率とかが厳しいってきくのでその影響でしょうかね!?
で、Androidアプリは700円です。もちろん月額とかではなくワンタイムのものですが定期的に情報はアップロードされるみたいです。1発合格をめざすならインストールしてもいいのではないかと思います。
で、本アプリでは3月現在で基礎知識73問、日本の遺産168問、世界の遺産166問(文化遺産、自然遺産合わせて)の全407問が準備されてます。
これだけの問題があれば十分です。
私は、この問題を合計4回程度はやったと思います。基礎知識と日本の遺産はおそらく6回7回はやったと思います。
問題はすべて4択になっているのですが、問題の正誤に関わらず、選択肢の中で分からないものについてはテキストやネットで調べてみるという感じです。最初の2回くらいは、調べるものも多くて少し大変でしたが、3回目以降はテレビを見ながらとかの隙間時間で十分対応できました。
本アプリは問題、回答の中で誤字脱字がたまにありましたが知識レベルには問題ないと思います。
④世界遺産検定HPの「学習用資料」を確認する
世界遺産検定HP内にある、「新規登録物件・世界遺産登録委員会資料」については抑えておいたほうがいいです。
すべてではなく、テキストには掲載されていない最新の情報(世界遺産の数や危機遺産の数等)がHPにアップロードされているので確認したほうがいいです。今(2022年3月)だと、テキストには掲載されていない2021年登録の”奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島””北海道・北東北の縄文遺跡群”の説明も載っているので必須です。
3.過去問
過去問は確実にやったほうがいいです。
同じような問題が複数回の過去問に出ているのもあります。特に基礎知識は、問題にできる内容自体が少ないので過去の試験内容と同じものを出さざるを得ないんだと思います。ま、順位をつけて優劣をつけるような試験ではないのでそれでいいですよね。
過去問をやるタイミングですが、問題集には過去4回分が掲載されているので、私はテキストを1度通読した後に1回目をやり、その後アプリである程度知識が固まってから2回目以降をやりました。
1回目:59点 2回目:77点 3回目:68点 4回目:91点
2回目以降は合格点(60点以上)です。もちろん過去問にも難易度の差ががあるので何とも言えませんが4回目は91点です。ある程度知識が定着すれば合格基準には達するということだと思います。ちなみに本番の試験では89点で合格してます。
過去問でもアプリの時と同様で、選択肢の中で不明なものはテキストやネットで調べてみるというのは実践しました。
4.まとめ
こんな感じで勉強して無事合格できました。
世界遺産検定2級の合格のためには、
約30~50時間程度の勉強時間、期間は1か月もあれば合格できる
テキスト以上の問題は出ないのでテキストをしっかり
基礎知識&日本の遺産は取りこぼさないように知識を入れる
過去問やアプリで繰り返し問題を解く
世界遺産検定HP掲載の最新情報はチェックしておく
以上です。結果としてごく当たり前のことを書いている気がしますが、自分の備忘として、世界遺産検定に興味を持たれた方への情報としてまとめとして記載しておきます。
正直、この検定結果が今後の仕事とかに直接結びつくことはないとは思いますが、今回の勉強→受検→合格を通して、こんな気づきが得られたのは非常に良かったです。
勉強するのって意外に楽しいかも
→社会人になって試験をまともに受けるのは初めてでしたが、興味あることなら十分楽しめる。
(会社の昇格試験とか会社から言われて受けた試験はありますが)合格するのって意外(?)に嬉しいかも
→当たり前ですが嬉しいです。ビジネス寄りじゃなくても、単なる趣味的でも、履歴書に書くような内容じゃなくても嬉しいんです。要は自分が能動的に動いたかどうかが大事なんだと。行動することが大事
→今までも世界遺産検定っていう存在は知っていて、ちょっと興味はありましたが、受検するまでは至らず。今回休職というタイミングでの受検でしたが、その一歩の踏み出しができたのは自分の中で大きいです。自分の性格的に腰が重いっていうことは分かっているので、これからも、行動に移せないときってたくさんあると思いますが、やっぱり行動することが大事ってことを、今回の受検をとおして少しだけ思えることができました。やっぱり自分の未来につながる資格試験に挑戦しよう
まずは復職が優先ではありますが、復職後にそのまま会社にいるのか、転職するのか、に関わらず自分がやりたい軸をあらためて探して、それに向かっていくための資格があるのであれば、難易度なんか気にしないで挑戦したいと思ってます。
これから、世界遺産検定を受検しようと思っている方にとって少しでも役にたつ情報になったら嬉しいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?