個人事業主から法人成りのハナシ その2

キレちゃいないよ

 昨年末から少しずつ準備をしているが、やっぱり難しく感じることがある。ぶちあたっているハードルについて少しずつ書いてみようと思う。

会社の名前、なんていうの?

 会社を登記するにあたり会社の名前を決めないといけなんだけれど、実はこれに非常に困っている。会社の名前をどうするか。
 向こう見ずな名前にしてもいいんだけれど、名刺を出すたびに、フーンって顔をされるのが目に見えているのであんまりアレな名前を付けられない。 
 お店の女の子ヒトに自己紹介をする時にやっぱりカッコいい名前の方がいいんじゃないかなぁと思う。
 
 〇〇キャピタルとか、〇〇インベストメントとか、なんかカッコよくていいな、とそれっぽく税理士さんに言ったら鼻で笑われたので心が折れた。

 ソフトウェアの会社なのに、重工とか化学とかなんか大きい会社っぽくていいじゃない。1人社長の零細企業だけれど。これもそれっぽく税理士さんに言ったら、ダメだと言われたので心が折れる。

 どうやら好き勝手に名前はつけられないようである。
 でも、世の中、何をやっている会社かわからない名前の会社もたくさんあるんだよな、と会社四季報を見ながら思う。

 節税目的で立ち上げる会社なんだから、究極なんでもいいと言われればそれまでなのだが、やっぱり悩んでいる。お店の女の子にモテたいし。

会社はいったい、ドコにあるの?

 これは登記場所である。オッサンは賃貸に住んでいて、登記はNGなのでどっかで登記が出来る住所が必要になる。だが、会社を大きくする気は全くないので事務所とかを借りたくないんだよな。なんのために節税する会社を作るのかワケが分からなくなるし、事務所の費用は固定費としてのしかかるので重い。事務所の費用を払うために法人成りするワケじゃないのよ。

 これは、ワリと簡単に解決方法を見つけることができた。

 世の中にはレンタルオフィスなんてものがあり、椅子1つ机1つのスペースだけを借りるコトもできるんだけれど、これをさらに突き詰めた住所とポストだけを借りることが出来るサービスがあったのだ。
 オッサンは100%在宅勤務のフリーランスなので、執務スペースなんて必要ないんだよな。2LDKの一番広くていい部屋が仕事部屋になっている。最近はリビングにも浸食をしているので居住空間より仕事空間の方が広く逆転をしはじめているが、それでもどっかにオフィスが必要なんてことは全くない。
 
 住所とポストがあり、オプションで電話も代理でとってくれるサービスがそこそこの低価格で借りれる目途が付いた。とりあえずはコレで問題なくやれそうだ。

法人の銀行口座が作れない

 実はコレがまだ目途がつかなくてどうにもならない。

 東京であれば昔、IT界のサグラダファミリアではない違う某案件でお世話になった銀行のエライヒトに相談することでなんとかできるような道があったが残念ながら今住んでいる場所にはその銀行の支店が存在しない。

 このあたりは税理士さんと相談しているが、法人立上げ直後の銀行口座って作るのが相当難しくなっているようで、そう簡単に作れないらしいのよね。個人事業主でも屋号の銀行口座を作るのに非常に手間がかかって屋号の口座を作るのを諦めた経緯がある。
 過去の取引実績を元に口座を開くなんてことも出来るらしいんだけれど、縁もゆかりもないこの場所に引っ越してきてしまったので、地元の銀行なんて使ったコトもないありさま。

 登記場所を東京にして東京の銀行に、なんてことを考えないといけないのかもしれない。うーん、面倒だなぁ。

とかなんとか言ってるが、準備は進む

 資本金は少ない貯金から捻りだして目途がたち、HPを作り始めたり(co.jpドメインは法人成りしないと取れないが)して、ちょこちょこと楽しくやってたりする。

 年末年始を使って、色々なトコに挨拶周りをしているとお祝いの言葉を頂き、シャチョーさんになるんだなぁと実感する。
 まだ法人じゃなかったんだ、一体何をやってんの?という言葉もセットで頂いたりしたが、そこは無視をすることにした。

 実は法人化していなかったため、余分に払った税金が500万を超えたことを税理士さんに指摘されている。

 ぐうの音も出ない。

 ぐぅ。

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