個人事業主から法人成りのハナシ その1

金の雨が降るぞー!

 年末である。
 個人事業主は12月末日までの売上を〆て来年の確定申告に備えることになるのだが、きちんと毎月経理処理をしていればそんなに困るコトは無い。バタバタと直前になって慌てだすと、ロクなことにならない。
 
 毎年、オッサンはこの時期に税理士と相談しながら色々と対応をしていて、少しお値段がするモノ(仕事用)を買ったりなんて相談もこの時期にまとめてやることになっている。
 基本的には毎月経理・記帳処理をしてもらって、年に数回訪問をしてもらえるという顧問契約を結んでいる。フリーランスのエンジニアは年収1000万を超えてくると個人で経理処理をやるには限界に到達してしまい(オッサンは無理だった)自分でやるより専門家にお金を払ってやって貰った方が楽で確実ということに気が付き、自分のエンジニアの1時間あたりの単価を考えるともう自分でやるという発想は消えてしまう。

 ようは、エンジニアも専門家としてお金を貰っているんだから、餅は餅屋としてまかせてしまおうという合理的な判断がなされる。

 そして、1年間の収支や税金などを計算してもらい、今年はこれだけ儲かりましたね、なんてことを気持ち悪い笑みを浮かべながらハナシをして年末を過ごす。それが毎年の恒例である。

 無駄に1000円札に両替して、部屋の中で「1人花咲じいさんごっこ」をしたこともあるが、片付ける時のあまりのむなしさ1枚無くしてしまったことによるショックで2度とやらないと心に決めた。2度とだ。

時は来た。それだけだ。(棒)

 今年も例年と同じ年末になるのかと思っていたのだが、11月時点でそうはならなかった。税理士先生に突っ込まれる。

 インボイスもはじまりますし、法人成りしないと税金的にもどうにもならないので損をしますし、法人化しましょう。

 どうやらフリーランスとして個人事業主でやれるトコロの限界まで来たらしい。色々な説明をされたが、どう考えても法人化した方がいいラインを突破してしまったということは理解できたが、わからない部分もある。

 過去にベンチャー企業(今はもう存在しない)でCTOをやったことはあるものの法人立上げからはやったことないんだよな。しかも、それが法人成りという形であるとどうなるんだろう。

 法人化したら、「もうやーめた!」とか出来ないんだよな、きっと。
 フリーランスなら廃業届出したらソレで終わりなんだけれど、法人化したらそうはいかないよな。
 
 どんなリスクがあるんだろう。

出る前に負けること考えるバカいるかよ!

 税金のことだけを考えて法人成りしてもいいのだろうか。
 元々、高い報酬につられて好き勝手に仕事をしたいという思いで始まったフリーランスの生活がぶっ壊れたりしないだろうか。

 非常に悩ましい。

 が、人生何事も経験である。

 この記事では個人事業主が法人成りするまでに起こることを書いていこうと思う。どっちみち、インボイスが始まる前までにカタをつけないといけないので、2023年10月まで対応を終えないといけない。

 思ったより時間ねーけれど、やれるんだろうか。

 まぁ、それも経験。


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