先か後か、甘いか強いか。【国産タオル】

はじめまして。KNプランニングの無辜の人です。長年慣れ親しんだ部署を離れ、今年から本社勤務になりました。心機一転、新たな事業を育てるべく日々もがいています。よろしくお願いします。
さて、お気に入りアイテムは？というお題をいただき、何を取り上げるか悩みましたが、最近気になったタオルについて書きたいと思います。

先日、撮影の小道具でタオルが必要になり、雑貨屋、均一ショップなど施設をひとめぐりしていました。大手小売店では自社商品のラインナップが豊富で、均一ショップでも可愛い色柄のタオルが品揃えされているなど、しばらくみないうちにずいぶん充実しているなあと感心しました。私はずっと通販のお仕事をしていて、今治や泉州などの産地で取材させていただいたこともあり、かなり強い思い入れがあります。

今回は白タオルが必要だったので2種類を購入。ひとつは比較的目の詰まったどっしりとしたタイプで価格も手頃。もうひとつは均一ショップで見つけたパイルで植物柄を表現したもの。でも白タオルの選択肢は意外と狭いですね。使用感が目立つし、高額品以外はみなさん購入されないのかな。

タオル選び、どうしていますか？

無撚糸、ホテルタイプといった仕様の違い、定番以外にミニバスタオルがあったりワイドがあったりサイズも豊富。それぞれの特徴説明もある売り場は好印象でした。でも、説明があるってことはわからない人がいるからだよな〜と意地悪なことも考えたり。テレビや雑誌で高額タオルを目にする機会も多いし、プレゼントしてくれる方もいますが、家族に良さを尋ねても「売り切れらしい」「今治ブランドなんだよ」なんてのが多いです。
無撚糸は縒りが甘いからふんわりしていて気持ちいい。耐久性が必要なホテルのは縒りが強めでパイルも詰まっているんだよ。今治は先染めでいろんな色で柄を表現していてきれい、泉州は織ってから洗う後晒しだから合理的でいいね・・・って、後半はほとんど聞いていないですね。

表も裏もあります。

本題に戻りますが、紹介したいお気に入りが2つあります。まずは、表が「ガーゼ地」、裏が「パイル地」の一枚で2度美味しいフェイスタオル。パイル面はしっかり吸水してやわらかく、ガーゼ面は肌あたりがよくやさしい。手洗い後と洗顔後、どちらのシーンでも活躍してくれます。お気に入りすぎてヨレヨレになるくらい、何年もお世話になっているタオルです。

もうひとつは、パイルが表地と裏地の中に隠れている中空タイプのタオル。メーカーさん渾身のタオルです。「作品」と言っていいくらい類を見ないもので、はじめて触った時はその弾力に驚きました。そして、使っては洗うを繰り返していくうちに、体に馴染んできてとにかく気持ちいいのです。
ものを作っている方たちって、研究熱心だし、とにかく情熱的。時間が許せば一晩中話が尽きない。話を聞く私たちは、この思いをみなさんに伝えなくてはと思うのです。またタオルの案件に関われたらいいなあ。

From 株式会社ケイエヌ・プランニング
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