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70億の小さなサイコロ、1つしかない大きなサイコロ
最近、ふと感じるのは、人類は70億のサイコロであると言うこと。
そして、サイコロの大まかな形は、身体的な構造として、知識の構造を遺伝させつつ、環境・文化などの周辺状況によって、サイコロの出目それぞれの確率が変わってくるのだということ。
そう考えると、ヒトとは、初期化に30年かかる複雑なネットワーク構造でしかないのかもしれない。でも、だからこそ、人は、国境を超えて同じ音楽に感動できるし、笑いあい、
2045年のあるワカモノの日常
"それ"は、よく意識の隙間に差し込まれるような時に起こる。例えば、ふと洗濯物やらなきゃと思ったときや、靴紐を結んで顔を起こすときとか。
そういった意識の隙間に。
"それ"は、玉羊羹の皮が弾けたみたいに、急に頭の中に流れ込んで来るのだ。自分自身が誰で、これまでどんなことをしてきていて、どんな人生だったのか。記憶にないどこかの自分は薄皮として剥けてこぼれ、今ここで生きている誰かの記憶がよそよそしく
逆説のサイエンス・フィクション
why : サイエンス・フィクションは逆説の塊逆説の進化史を始めるに当たって、ふと、サイエンス・フィクションは、ものすごい逆説の塊であることに気がついた。そして、この気づきが、自分自身の根源に近い部分にあったため、誰のためでもなく自分のために、一つ目の逆説の進化史を書いてみようと思う。
そもそも、サイエンスという再現性を求めるものと、フィクションという空想を求めるものを組み合わせている時点で、サ
AI@SFエッセイ / ドラえもんの経済活動(前編)
ドラえもんの経済活動をどうとらえるか仮に、人工知能がある企業の業務の半数の人の作業を代替することができるようになった状態について考えたい。つまり、ドラえもんが、地域・企業の一員として、役務(のび太の教育)を行いながら、地域経済(どら焼きの購入)に参加するときにその経済活動をどうとらえるかということである。
これは、個人的に非常に面白い思考実験で、ドラえもんが友達に欲しい皆様と一緒に考えたい。
AI@SFエッセイ / 人工知能で考える。ぼくのさいきょうのらいばる。
人工知能はライバルになれるか。人工知能はライバルになれるか。このVUCA時代において、多様性が増してきている人と組織対してこの時にだからこそライバルが重要である。ライバルとは何か、人工知能は到達できるのか。考えていきたい。
あなたの人生にライバルはいるか。私は、今絶賛ライバルを探している。ただ、これは、私が優れているということではなく、私と似たロールのヒトに出会えていないというのがある。
生物
AI@SFエッセイ / 人工知能は多様性を再現できるか
問:人工知能は多様性を再現できるか今回のSFエッセイは、人工知能は多様性 / ダイバーシティを再現できるか、をテーマに少し不思議な未来について考えたいと思う。
多様性。この言葉は非常に取り扱いがセンシティブであるが、ここでは、生物的な意味での多様性から、知能としての多様性を取り扱う。文脈によっては、ジェンダー問題や、政治的な多様性についても取りうるかもしれないが、そういったことは意図していないの