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私が開発メンバーと共に成し遂げたいこと

ナレッジワーク CEOの麻野です。
ナレッジワークでDevelopers Blogが始まるということで、初回の記事を私が担当させていただきます。

Knowledge Work Developers Blogとは?

ナレッジワーク のDevelopers Blogは、ソフトウェアエンジニア・プロダクトデザイナー・プロダクトマネジャー・QAなど、ソフトウェアを開発する方々向けのブログです。

ナレッジワーク の開発チームの開発方針、技術、社員、社内施策などをご紹介していこうと考えています。

手前味噌ですが、日本のスタートアップを代表する開発チームとして後世に語り継がれるであろう素晴らしいチームが出来つつあるので、その魅力や課題を少しでも多くの方に知っていただけたらと思います。

CEO兼POである私が担当する初回記事では、「そもそもどんなプロダクトを作ろうとしているのか?」をお伝えしたいと思います。

「労働は苦役なり」を打破する

私がキャリアを通じてずっと取り組んでいるのが、人類が数千年に渡りとらわれてきた考え方「労働は苦役なり」を打破することです。

多くの人が人生のかなりの時間を「働く」ことに費やします。

にも関わらず、「働くことは辛いものだ」「働くことは苦しいことだ」と考えながら働いている。

それが「働くことは楽しいものだ」「働くことは面白いことだ」と思えたら、どれだけ素晴らしいだろうか、という想いが私の原点です。

人類の永年のパラダイムを転換する大きなチャレンジをしたいと考えています。

「イネーブルメント」というコンセプト

前職では「モチベーションクラウド」と言われるプロダクトを立ち上げ、「組織のエンゲージメント」と言われる、社員の方々の意欲や共感の向上をテーマとしていました。

ナレッジワーク では、そこから更に一歩踏み込んで、「仕事のイネーブルメント」と言われる、社員の方々の能力の向上や成果の創出をテーマとしてプロダクトを作っています。

キャリアを通じて沢山の人たちと働いてきましたが、その悩みの多くが「仕事がうまくできないこと」でした。

昨日よりも今日、仕事がうまくできるようになった。
今日うまく進められていない仕事も、明日はうまく進められるかもしれない。

そんな状態は働く人に希望を与えます。

しかし、世の中には、上司や、職場や、会社の仕組みに恵まれずに、一人で悩み、苦しんでいる人が沢山いる。

「仕事のイネーブルメント=できるようになる」をコンセプトとしたプロダクトを届けることで、そうした人たちの支えになりたいと考えています。

「仕事のイネーブルメント」を実現するためには、一つ一つの仕事(職種)ごとに特化したプロダクトを提供していく必要があると考えています。

ナレッジワークでは最初のプロダクトとして、営業職向けのソフトウェアを開発・提供しており、軌道に乗っていますが、今後は「開発職(ソフトウェア開発の現場の方々)」「生産職(メーカーの工場の現場の方々)」「店舗職(サービス業の現場の方々)」向けのプロダクトを開発していく構想もあります。

BtoCソフトウェアとBtoBソフトウェアのギャップ

ナレッジワークの創業の想いとして、ワークエクスペリエンス(業務体験)の向上に貢献したいというものがあります。

私はBtoCソフトウェアとBtoBソフトウェアにはユーザビリティの面で大きなギャップがあると考えています。

BtoCにおいては、ユーザーは多くの場合まず無償でアプリをダウンロードして、少し使ってから継続する、離脱するを決めていきます。その「少し使ってみる」時に成否を分かつのがユーザビリティです。なので、BtoCソフトウェアの開発においては、ユーザビリティがとても重視されます。

一方で、BtoBにおいては、顧客企業は有償でのシステム導入を決裁者が判断します。多くの場合、システム導入の判断をする決裁者は実際にはシステムをユーザーとして利用しないことも多いです。システムを利用する現場のユーザーがユーザビリティが重要だと思っていても、決裁者には判断する時点で分かりやすい機能の数が重視されることもしばしばあります。

結果として、BtoBにおいてはユーザビリティの低いソフトウェアが蔓延ってしまうという現状があると思います。

そして、起きている時間の半分を占める働いている時間のワークエクスペリエンス=業務体験が悪化してしまうのです。

ナレッジワークは創業以来、現場の方々のユーザビリティにこだわり抜いています。

ナレッジワークを利用するすべての現場ユーザーに半年に一回アンケートを取っていますが、私たちにとってそのアンケート結果は業績そのものと同じくらいの重みがあります。

実際に、この想いに共感してくれたBtoC企業(Google・Cookpad・Mercariなど)のメンバーが非常に多く参画してくれています。

BtoB向けのNetflixを作る

現在は、営業職の方々向けに営業資料や営業ノウハウの共有を価値の一つとしてプロダクトを提供しています。

私が現在のプロダクトを通じて実現したいのは、「BtoB向けのNetflixを作る」ということです。

現在、社内で資料やノウハウを探そうと思っても、ファイルストレージでなかなか見つからない、社内チャットで他メンバーに呼びかけて何とか見つけ出すという状況が多くの企業で見られるのではないでしょうか?

かつてBtoCで映画やドラマなどのコンテンツを探す際には、レンタルビデオ店まで出かけていって、棚から探して、借りて家まで帰ってくるというオペレーションが必要でした。
現在のBtoBにおける資料やノウハウを探す様子はまるでレンタルビデオ店でコンテンツを探していた時代のオペレーションのようです。

今、BtoCにおいて映画やドラマなどのコンテンツを探す場合、Netflixにログインすればわずか数秒で自分が見たいコンテンツが見つかります。

私たちはそれをBtoBの世界においても実現したいと考えています。

営業資料や営業ノウハウを探すのにかかっている時間を100分の1にする。
ナレッジワークにログインすれば、それがわずか数秒で見つかる。

ナレッジワーク の開発チームと実現したい目標の一つです。

データとレコメンデーション

ナレッジワーク にログインすればわずか数秒で業務を進めるために必要な資料やノウハウに辿り着ける。

それを実現するためには「データとレコメンデーション」の活用が不可欠だと考えています。

ナレッジワークはナレッジの利用やラーニングの受講だけでなく、ワークの進捗やスキルの保有などのデータを蓄積しています。
それらを活用すれば、
「この業務プロセスを進めるためには、このナレッジを活用した方が良い」
「このメンバーには、このラーニングが今必要である」
といったレコメンデーションができるはずです。

私たちは究極的には企業の管理のためのソフトウェアではなく、現場で働く一人ひとりのためのソフトウェアを作りたいと思っています。
データとレコメンデーションを用いれば、働く一人ひとりが次に何をすべきかを指し示すようなパーソナルなワークポータルが届けられると思っています。

そのためにも今後、データ基盤の整備、機械学習や自然言語処理の活用などを急ピッチで進めていかなければならないと考えています。

遊・学・働の融合に向けて

私が究極的に成し遂げたいことは「遊・学・働の融合 -ゲームのように仕事を遊び、そこから学ぶ-」ということです。

僕はゲームのFortniteが凄く好きなのですが、戦場で人と戦うという人間の誰しもがやりたくないことを、お金をもらうのではなくお金を払って、世界中の人たちにやらせるゲームの力というのは本当に偉大だなと思っています。

僕はそのゲームの力を、仕事に活かしたいと思っています。
表層のレイヤーで言えば、インターフェースをゲームに近づけたいと思っています。

例えば、ゲームには文字入力のようなものはなく、ほとんどが十字キーやボタンで操作できますが、BtoBソフトウェアの多くが沢山の文字入力をしなければ活用できません。

それを変えたい。

深層のレイヤーで言えば、ゲーミフィケーションを取り入れたいと思っています。

ゲームは報酬(ボーナス)→可視化(ステージ)→目標(ゲームクリア)という流れで進んでいくことがほとんどです。

例えば、ナレッジの活用やラーニングの受講でポイントが溜まる、それを積み重ねるとピープルのレベルが上がる、最終的にはワークで目標が達成できるというような流れをソフトウェアに埋め込むことができれば、「ゲームのように仕事を遊び、そこから学ぶ」という状態が実現できるのではないかという仮説を持っています。

ゲーミフィケーションの実現はまだ先になると思いますが、それが「労働は苦役なり」を打破したいと考える、私たちの最終ゴールなのかなと思っています。

最後に

「ナレッジワークによってBtoBソフトウェアのあり方が変わった」というような大きなインパクトを生めるような偉大な開発チームを作りたいと思っています。

とても優秀なメンバーが集まってくれていると思っていますが、まだまだメンバーが足りません。

興味を持って頂けたソフトウェアエンジニア・プロダクトデザイナー・プロダクトマネジャーの方々は是非、お気軽にコンタクトいただければと思います。

皆様にお会いできるのを楽しみにしています!

まずは話を聞いてみたいという方も大歓迎ですので、その場合は下記カジュアル面談フォームよりご応募ください!


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