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祖母の薬の量。

祖母がまだ生きていた、今から10年程前のお話。

祖母を介護していた叔母が、祖母が残した食事を片付けながらボソッと呟いた。

「薬でおなかがいっぱいになって、ご飯が食べれないみたいなんだよね。」

薬の量を確認すると…なるほど、結構な量。しかも、この錠剤や散剤を、もう細くなった祖母が制覇するには大量の水分が要るはずだ。しかも、食後の満腹感で服薬できなくなることを心配して、食後の薬まで食前に飲むようにしているのだとか。

もちろん、次回受診日にドクターに現状を相談するよう叔母に助言。

…その後、祖母の薬は半分近くにまで減り、以前に比べればご飯も食べれるようになったそうです。

もちろん、不要な薬を処方されていた訳ではないですが、年齢やQOLも含めた治療のpriority はしっかり医療スタッフと相談しながら考えてあげたいものですね。

特に祖母や叔母のような、地方の、かつ年配の方は「お医者様の言うことは絶対‼️」と思っている傾向が強いように感じます。

でも、ご本人の身近にいらっしゃる方が1番色々分かっているはず。

困っていることや不安に思っていることは、遠慮なくそのまま相談してみましょう。

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